猫の種類である「マンチカン」と「ミヌエット」、どちらも人気の猫種です。
この記事では「マンチカン」と「ミヌエット」の違いについて、わかりやすく説明していきたいと思います。
「マンチカン」の特徴とは?
「マンチカン」は、1940年代にイギリスで発見された猫であり、その後はアメリカやロシアなどの世界各地で発見されています。
人間によって掛け合わされて誕生した種ではなく、自然界で突然変異的に発生しました。
飼い猫として本格的に流行り、ブリーディングされ始めたのは1980年代以降と言われています。
「マンチカン」という名前は「小さい」や「子供」を意味する英語の「マンチキン」が由来であるとされ、小さく可愛らしい見た目から現在も世界中で人気の猫です。
「マンチカン」は、他の種類の猫に比べて短い足が特徴的であり、犬で言ったコーギーやダックスフンドのように短足であり、可愛らしい歩き方が人気の猫です。
ですが「マンチカン」の中にも短足ではない個体も存在しており、毛の長さも長いものと短いもの、瞳の色もさまざまな個体が存在しています。
性格には大きく3つの特徴があり、「おとなしさ」「好奇心旺盛」「人間に慣れてくれる」点が挙げられます。
「ミヌエット」の特徴とは?
「ミヌエット」は「猫の王様」とも呼ばれるペルシャ系猫と短足で知られているマンチカンのハイブリッド種の猫です。
1990年代にに人の手によって2種をかけ合わせたことで生まれた比較的新しい種類であり、日本でもあまり目にすることはありません。
元々は「ナポレオン」という猫種でしたが、2015年に「ミヌエット」に改名されました。
「ミヌエット」の見た目は、マンチカンと同じく短い足とガッシリとした体格を持っていることが特徴的ですが、毛はペルシャ猫のようにふわふわとしています。
耳の形状も特徴的であり、先端が丸みを帯びていて離れ気味に生えています。
目は丸くて大きく、とてもかわいらしい見た目をしている猫です。
性格はペルシャ猫のように甘えん坊でありながらマンチカンのように何にでも好奇心を示し活発です。
見た目も性格もペルシャ猫とマンチカンの両方の特徴を引き継いだ猫であるといえます。
「マンチカン」と「ミヌエット」の違いについて
「マンチカン」と「ミヌエット」は、どちらも足が短いことが特徴的な猫で、見た目はとても似ています。
しかし異なっている点もいくつかあり、まずは種の発生について、「マンチカン」は1940年代という古くから自然に発生した猫であり、それに比べて「ミヌエット」は1990年代に交配によって誕生した種です。
そして「ミヌエット」は「ペルシャ猫」と「マンチカン」を交配して誕生した種ですので、「マンチカン」の血を受け継いでいるため似ています。
「ミヌエット」は「ペルシャ猫」の特徴も引き継いでいるため、体毛が「マンチカン」よりもふわふわとしており、耳も丸くて離れ気味に付いています。
このような特徴が、「マンチカン」と「ミヌエット」の違いです。
「マンチカン」と「ミヌエット」の違いのまとめ
「マンチカン」は古くから存在している短足の猫種であり、「ミヌエット」はその「マンチカン」と「ペルシャ猫」を交配させたことによって誕生させたハイブリッド猫です。