会社のトップをあらわす言葉は色々あります。
この記事では、「社長」と「代表取締役」の違いを分かりやすく説明していきます。
あやふやな言葉をきっちり覚えていきましょう。
「社長」とは?
社長とは、企業の最高責任者のこと。
いわゆるその会社の、トップの座に君臨している人です。
最高経営者と呼ばれることもあります。
社長の仕事は、会社を動かしていくこと。
どう進んでいくのか目標を決めて、それに見合った人事や資金を準備します。
またトラブルが発生したら、冷静に判断をくだし火消しをおこなっていきます。
大きな船だったら、船長さんにあたる仕事です。
社長は起業するお金と場所があれば、誰でもなれます。
「お金を生み出すアイデア」があれば、億万長者になるのも夢ではありません。
多くのスタッフを養ったり銀行にお金を返したり、平社員とはちがう責任も生まれてきますが、成功すれば誰もがうらやむ華やかな暮らしを手に入れられます。
「代表取締役」とは?
代表取締役とは、法律で定められた企業のトップのこと。
経営や業務にまつわる権限を、もっている人です。
会社法という法律に定められた正式名称になります。
会社法によると、代表取締役とは会社を代表する取締役のこと。
人数に決まりはありません。
そのため会社が認めれば代表取締役は、何人なってもいいことになっています。
一般的には「取締役」と呼ばれる人の中から「代表取締役」を決めていきます。
また代表取締役の権限は、株主総会で決まったことを遂行すること。
そして賃貸借契約や定款の作成、事業計画書の提出などがあります。
代表取締役というポストだけを見ると、とてもかっこよく思えますが、やるべき仕事は細かく決められています。
華やかに見える肩書きの裏で、たゆまない努力をしているのが代表取締役なのです。
「社長」と「代表取締役」の違い
どちらも会社の重要ポストです。
「社長」と「代表取締役」の違いを、分かりやすく解説します。
・会社法は「代表取締役」
企業の顔を呼ぶときに、何といえばいいのか迷うことがあります。
「社長」は部長や課長などと同じような、役職をあらわす呼称のひとつ。
実質的な会社のリーダーを「社長」と呼んでいます。
法律には「社長」という明記はないので、どこからどこまでが社長の業務内容なのかは決まっていません。
一方で「代表取締役」は、会社法に載っている正式な名のこと。
日本の法律でさだめられた、その企業の最高責任者のことです。
会社の登記簿にも載せる必要があり、与えられた権限も細かく決まっています。
まとめ
「社長」と「代表取締役」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも企業のトップのポジションのこと。
会社法に載っているのが「代表取締役」。
会社法に載っていないのが「社長」です。
つよい権限や責任があるのが代表取締役。
実務的なリーダーが社長になります。
どちらも会社の顔として、欠かせない存在です。