この記事では、「投資」と「出資」の違いを分かりやすく説明していきます。
「投資」とは?
利益を得る目的で、事業や不動産、証券などに資金を投下することを意味する「投資」。
基本的に、このような行為を意味する言葉ですが、そこから、将来を見込み金銭や力をつぎ込む行為も意味しています。
「投資」したもの、例えば、「投資」した株が値上がれば、その収益を得ることができ、反対に値下がりすれば、その分、損をしてしまう仕組みとなります。
そのため、「投資」の場合、利益を得ることができるというメリットだけではなく、「投資」したものすべてを失ってしまうかもしれないという「デメリット」も存在します。
また、「投資」には、「資金調達における投資」をはじめ、「事業活動における投資」、「資産運用における投資」があります。
「投資」の使い方
「投資」には、様々な種類があり、それらを示す言葉がたくさんあります。
例えば、「株式投資」や「不動産投資」、「金投資」、「海外投資」、「投資信託」などとなります。
そのほか、「投資」を行う人を示す「投資家」や「投資市場」といった言葉もあります。
「出資」とは?
資金を出すこと意味する「出資」。
資金を出す行為の中でも特に、事業を営むための資金として、金銭や財産、労務、信用を出すことを意味する言葉となります。
「投資」の一種にあたる行為と言え、「出資」の場合は、事業の成長を期待し、また、その事業の経営に参加するといった特徴があります。
「出資」の代表と言えば、「株式投資」が挙げられ、その企業の株式を購入することで、株主総会での議決に参加することができるといった形で経営に参加することが可能となります。
「出資」の使い方
「出資」の場合、「出資」したお金は「出資金」となり、配当金は、「出資配当金」となります。
そのほか、「財産出資」や「労務出資」、「信用出資」、「金銭出資」、「現物出資」など、様々な「出資」方法を示す言葉があります。
「投資」と「出資」の違い
「出資」は「投資」の一部となります。
「出資」は事業の成功を期待した「投資」と言え、事業の成功を期待する企業や団体に対し、お金を出すことを「出資」と言います。
「株式投資」は、事業の成功を期待する企業の株を購入するといった「出資」です。
「投資」の場合、「投資」する企業などから受け取るリターンを期待し行う意味合いが強く、「出資」の場合は、その企業の成功を期待する意味合いが強いといった違いとなりますが、基本的に行う行為は、その企業や団体にお金を出すといった同じ行為となります。
まとめ
以上のように「投資」の一部が「出資」です。
この両者には大きな違いなどなく、どちらも、「投資」や「出資」した企業や団体からのリターンを期待し、お金を出す行為となります。
もちろん、どちらにも、「投資」したお金、「出資」したお金が戻ってこないといったリスクがあります。