「入荷」と「納品」の意味や違いをご存知でしょうか。
この記事では、「入荷」と「納品」の違いを分かりやすく説明していきます。
「入荷」とは?
「入荷」は「にゅうか」と読みます。
「入」という字は、「中にはいること」「外から、ある建物や場所、社会の内に移動すること」という意味を含んでいます。
「荷」という字は「にもつ」という意味を持っています。
「入」と「荷」の2文字で構成される「入荷」は、「商店や市場などに荷が入ること」を意味します。
「入荷」とは買い手側が購入した商品を受け取ることをいいます。
「商品が入荷しました」「荷物が入荷しました」というような使い方をします。
「入荷」は買い手側の使う表現です。
また「商店や市場などに」とありますので、個人が「入荷」という言葉を使うことはほとんどありません。
個人がお店などを運営している場合は例外となります。
「納品」とは?
「納品」は「のうひん」と読みます。
「納」という字には「内におさめ入れる」「うけ入れる」や「しまいこむ」「とりこむ」という意味があります。
「品」には「何かの用途にあてる、形がある物」「品物」「商品」という意味があります。
「納」と「品」の2字で構成される「納品」は、「品物を納入すること」という意味になります。
「納品」とは品物を納めることなので、金銭などは含まれません。
「ご注文の商品を納品に伺いました」といった使い方をします。
「納品」は売り手側が使う表現です。
「入荷」と「納品」の違い
「入荷」と「納品」の言葉の意味や使い方はお分かりでしょうか。
「入荷」とは「商店や市場などに荷が入ること」を意味します。
「〜が入荷しました」などよく使いますが、「入荷」とは買い手側の立場での表現です。
そして「納品」とは「品物を納入すること」という意味でした。
「品物を納品する」などの使い方をしますが、「納品」とは売り手側の立場での表現です。
「入荷」と「納品」は表現をする側が、売り手なのか買い手なのかという違いがあります。
「入荷」の例文
・『品物は昨日入荷しました』
・『彼らは何かを無理強いしようとして 入荷する積荷を手に入れた』
・『いずれのケースも、通常より入荷は遅れる』
・『この路線はコンテナ輸送や石灰石の入荷で使用されている』
「納品」の例文
・『注文書の発行から30日以内に製品を納品します』
・『納品期限は 2ヵ月後です』
・『今後は 請求書の発行 納品 という流れで進みます』
・『納品されるはずの 新モデルを待っています』
まとめ
以上が「入荷」と「納品」の違いになります。
「入荷」とは「商店や市場などに荷が入ること」、そして「納品」とは「品物を納入すること」でした。
「入荷」とは買い手側の立場での表現、「納品」とは売り手側の立場での表現という違いがあることがわかりました。