最近ブームになっている用語に、ミニマリストがあります。
この記事では、「ミニマム」と「ミニマル」の違いを分かりやすく説明していきます。
おぼろげな言葉の差を、今すぐ学んでいきましょう。
「ミニマム」とは?
ミニマムとは、最小限なこと。
最低限ともいいます。
最近よく聞く言葉になったので、どこかで耳にしたことがある人も多いはずです。
ミニマムの語源は英語の“minimum”から来ています。
英語のミニマムは形容詞で、日本語と同じように最小という意味があります。
最小のほかにも、高速道路の最低速度のことをあらわしたり、レストランでの最低支払い金額を伝えたりすることもあります。
また数学の問題における、最小公倍数や最小値という意味もはいっています。
日本ではボクシングの階級に「ミニマム級」を置いています。
これは数ある階級の中で、もっとも軽い級のこと。
「1番低い」という意味でミニマムが用いられています。
このほか「ミニマムサイズのスマホ」といえば、究極に小さいスマホのこと。
この場合のミニマムは、余計なものが付いていない、最低限の仕様でつくられた物のことです。
「ミニマル」とは?
ミニマルとは、必要最低限のこと。
無駄なものが無く、洗練されていることです。
ファッションやライフスタイル誌でよく目にする表現です。
ミニマルも英語の“minimal”からやって来た言葉。
英語のミニマルには、最小限度や極微という訳があります。
極めて少ないとき、本当にぎりぎりのラインのことをミニマルと言っています。
日本ではこの言葉から「ミニマリスト」という流行語が生まれるように。
ミニマリストとは、身の周りの片付けをおこない最低限の物だけで生活する人のことです。
そのため「ミニマル」も余計なものをそぎ落した、ナチュラルな暮らしぶりやデザインを表します。
こうしたスタイルを「ミニマリズム」と呼んでいます。
「ミニマム」と「ミニマル」の違い
雑誌やネットには、2つの言葉がゴチャゴチャになっていることもあります。
「ミニマム」と「ミニマル」の違いを、分かりやすく解説します。
・おしゃれライフはミニマル
ミニマムもミニマルも、最低限という意味があります。
とても少ないという意味がありますが、数学的な風合いも含まれるのが「ミニマム」。
間違って使われていることも多いのですが、本来は最低金額や最低速度など、単位をあらわす言葉です。
それに対してミニマルは、おしゃれでシンプルな暮らしをあらわす言葉。
お気に入りの物だけを集めた、ストレスフリーの生活のことです。
最小値はミニマム。
最低限のアイテムはミニマルです。
まとめ
「ミニマム」と「ミニマル」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも1文字違いのため、少々紛らわしいです。
ミニマムは最低速度や最低単位のこと。
ボクシングの級もあらわす言葉です。
一方でミニマルは、ミニマリストの語源となったワード。
余計な物をおかない、シンプルな暮らしやデザインのことです。
違いを知って、日々の暮らしに活かしてみてください。