この記事では、「居を定める」の意味を分かりやすく説明していきます。
「居を定める」とは?意味
住まいとするところを安定させる、つまり住む場所を一か所に決めるという意味です。
「居」は「い」「きょ」と読むことができますが、この場合は「きょ」と読みます。
「居」には、住まい、住宅という意味があります。
「定める」には、決定する、はっきりさせる、安定させる、落ち着かせるという意味があります。
「居を定める」という場合は、安定させる、落ち着かせるという意味で使用をしています。
「居を定める」の概要
家を持っている人はこの状態です。
しかし、あちこち移動をしていて、どこに住んでいるのかわからないような状態の人もいます。
自転車で全国を回っている人がいたとします。
あるときは青森、あるときは秋田、あるときは長野に行き、そこで数日間過ごしています。
あちこち動き回っていて、一つのところに落ち着いていません。
数日間だけ家を借りて、その場所に住めるサービスがあります。
その場所には布団、風呂、トイレなどが用意されており、予約をして好きなときに訪れて利用ができます。
このような家が全国のさまざまな場所にあり、その場所を転々としながら生活している人がいます。
この人も一つのところに落ち着いていません。
これらは「居を定める」が意味しているものではありません。
もし、このようなあちこち移動しながら生活している人が、住む場所を一つのところに決めて、あちこち移動することがないのなら、「居を定め」たということができます。
賃貸物件を契約する場合、一つのところに落ち着いたといえますが、このことを指して「居を定める」とはあまりいいません。
賃貸物件の場合、契約期間が過ぎたらその場を離れる可能性があります。
いつ移動するかわからず、住む場所が落ち着いているとはいいにくいです。
「居を定める」の言葉の使い方や使われ方
「もうここにずっと住もう」という気持ちを持って、住む場所を決めることを指して使うことが多いです。
またどこかに引越す可能性がある場合は、この言葉は使用しません。
この言葉は、特にあちこち動き回っていて、住む場所が一つに定まっていなかった人が、住む場所を定めた場合に使うことが多いです。
海外の人が日本の永住権を取得したときは、日本に住むと決めて、日本という場所に落ち着いたといえます。
このようなときにも使うことができます。
「居を定める」の類語や言いかえ
「住む場所を決める」が似たような意味を持つ言葉です。
住む場所とは、生活の拠点となる場所で、ホテルや旅館などのことではありません。
自分はここで生活をしていくと決めたことを意味します。
まとめ
持ち家がある人は、一か所に住むのはあたり前と思うかもしれませんが、住む場所が一か所に定まっていない人もいます。
そのような人が住む場所を一つに決めて落ち着くことを、この言葉は意味しています。