この記事では、「ココア」と「チョコレート」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ココア」とは?
カカオ豆を原料とし、カカオマスの油分(ココアバター)を取り除き、カカオマスの塊をパウダーになるまで粉砕したもので、粉末のココアパウダーや、ココアパウダーを溶かした飲料チョコレートの各種中間製品を指し、よく目にするのは溶かして飲料にするココアパウダーと飲料のココアです。
飲料のココアとホットチョコレートは厳密な違いはないのですが、ホットチョコレートは日本では商品が少なく、レシピサイトなどでチョコレートを溶かして作る方法が紹介されています。
粉末のものから作られるため、ココア味の食品はケーキ、クッキーやプロテイン、カステラやポップコーンなどがあります。
「チョコレート」とは?
チョコレートは、カカオの種子を発酵・焙煎したカカオマスを主原料とし、これにココアバター、粉乳などを混ぜて練り固めた食品で、砂糖は基本的に入れるものですが、無糖チョコレートが存在するなど商品によりパーセンテージが異なります。
チョコレートは溶かして固められる性質からアーモンドチョコレートなどのように中に別の食品を入れることが可能で、スナック菓子などのコーティングに使う用途もあります。
ホワイトチョコレートはチョコレートの製造工程においてココアバターからカカオマスを取り除いています。
そのためカカオマス由来の苦味がなくなっており、チョコレートとは違った味わいになっています。
日本のチョコレートは成分に区分があり、カカオ分が35%以上、またはカカオ分21%以上でカカオ分と乳固形分の合計が35%以上のチョコレート生地を菓子そのものの全重量の60%以上使用したものをチョコレートと呼びます。
チョコレートの配合によって準チョコレート、チョコレート60%未満とその他の菓子の使用の配分ではチョコレート菓子、同じような配分で準チョコレートと別の菓子の配分を準チョコレート菓子と呼びます。
「ココア」と「チョコレート」の違い
「ココア」と「チョコレート」の違いを、分かりやすく解説します。
「ココア」は原料であるカカオマスの塊からカカオバターを取り除いたものを粉末状になるまで粉砕したもので、ココアパウダーとも言われ、それを溶かして牛乳と砂糖を混ぜた飲料をココアと呼ぶケースもあります。
基本粉末なので味付けに使うことはありますが、ココアそのものを固形として食べることはありません。
「チョコレート」はカカオマスを主原料とし、これにココアバター、粉乳、砂糖などを混ぜて練り固めた食品でこちらは固形が基本となっていますが溶かして固められるため様々な菓子に使われます。
飲料のココアとホットチョコレートは厳密な違いはないとされますが、日本ではココアが主流です。
まとめ
「ココア」と「チョコレート」は非常に大まかに分けるとココアが粉末、チョコレートは固形と分類でき、ココアは飲料かフレーバーの使用がメイン、チョコレートはそのまま食べるかチョコクッキーなど別のお菓子に使うケースが多く見られます。