この記事では、「王国」と「帝国」の違いを分かりやすく説明していきます。
「王国」とは?
「王国」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「王国」は「おうこく」と読みます。
「王国」には、「王を主権者とする国」という意味があります。
それでは、「王」にはどのような意味があるでしょうか。
「王」は「国を支配する人」、また「最高の地位を占めるもの」などの意味があります。
「王国」の「王」は、まさに「国を支配する人」を意味します。
現在でも世界中には「王国」があり、「王様」がいます。
有名なのが「イギリス」で、「エリザベス女王」が君臨しています。
またエリザベス女王は「カナダ」や「オーストラリア」など、多数の国の王を兼任しています。
他にも、「ブルネイ」のハサナル・ボルキア国王や、「デンマーク」のマルグレーテ女王などがいて、「王国」は、27国あるとされています。
また「王」がいる国のように、君主が存在する国を「君主国」と呼びます。
「君主国」の中には、「王国」「帝国」「公国」「首長国」などがあり、それぞれの国に「皇帝」などの君主がいます。
また「王国」には、「ある物事がとても盛んで、栄えている組織や地域」を指すこともあります。
例えば、静岡県が、サッカーが盛んであることは有名です。
そのため静岡県は「サッカー王国」などと呼ばれることがあります。
「帝国」とは?
「帝国」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「帝国」は「ていこく」と呼びます。
「帝国」は「皇帝の統治する国家」という意味があります。
それでは「皇帝」とはどのような存在でしょうか。
「中国における、天子または国王の尊称」という意味があり、有名なところでは、「万里の長城」を築いた「秦の始皇帝」がいます。
次に「欧州や中東などにおける、君主の称号」になります。
かつて欧州に君臨した「ローマ帝国」には「ローマ皇帝」がいました。
一般的に呼ばれる「王」よりも、上位に位置する存在とされています。
古代ローマに存在した、小さな国の集まりが、「ローマ帝国」と考えると、国ごとに「王」がいることになります。
それらの「王」の上位に位置する、「絶対的な王」が「皇帝」と名乗っていました。
国によっては、「エンペラー」と呼ばれたり「カイゼル」と呼ばれることもあります。
「王国」と「帝国」の違い
「王国」と「帝国」の違いを、分かりやすく解説します。
「王国」は「王を主権者とする国」で、「帝国」は「皇帝の統治する国家」という意味があります。
時代によって、いくつかの「国」を、まとめて統治するような大きな力を持つ国が登場することがあります。
その「王の上位の王」が、「皇帝」と呼ばれ、「皇帝が統治する国」を「帝国」と呼ぶと覚えておくといいでしょう。
まとめ
「王国」と「帝国」の違いについて見てきました。
「王国」と「帝国」には、明確な違いがありました。
意味を知ることで、使い分けることができるようになるのではないでしょうか。