この記事では、「クレンジング」と「洗顔」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クレンジング」とは?
「クレンジング」には2つの意味があります。
ひとつは浄化することです。
「血液クレンジング」「エスニッククレンジング」などがこの意味にあてはまります。
もう一つの意味は化粧を落とすことです。
また、化粧を落とすために用いるローション、クリーム、ジェルなども指します。
化粧品の多くは油分を含んでいます。
油と水はなじまないため、水でこすっただけでは化粧は落ちず、落とすためには界面活性剤の力が必要です。
「クレンジング」は化粧の油汚れなどを肌から落としやすい状態にしてくれるもので、水やぬるま湯などで洗い流すことで、「クレンジング」に使ったクリームなどと共に化粧汚れが肌から落とされます。
使い方は製品によって異なりますが、オイルやジェル状のものは、適量を手のひらに取り出し、顔全体に広げてから化粧となじませ、その後ぬるま湯で洗い流します。
「クレンジング」の使い方
浄化の意味よりも、化粧を落とすことや、化粧を落とすために使用するクリームやジェルなどを指して使用することが多いです。
「洗顔」とは?
顔を洗うことです。
洗うには、水などを使って汚れを落とすという意味があります。
つまり、「洗顔」は水を顔にかけて汚れを落とすことを指しているのです。
石けんなどを使って汚れを落とすことも意味に含まれています。
石けんには水と油をなじませやすくする働きがあります。
この働きによって皮膚に付着している汚れが落ちやすくなります。
顔を洗うための専用の製品もあり、それらは「洗顔フォーム」「洗顔料」と呼ばれています。
水だけで洗う場合も、石けんなどを使って洗う場合も、顔を洗うことを「洗顔」といいます。
「洗顔」の使い方
顔を洗うことを指して使用する言葉です。
猫も顔を洗うような仕草をしますが、このことを指してはあまりいいません。
人間が顔を洗うことを指します。
顔を洗うために使う石けんなどを意味しているのではありません。
それらは「洗顔フォーム」「洗顔料」などといいます。
「クレンジング」と「洗顔」の違い
顔の汚れを取るという点では意味が似ているのですが、やや意味合いが異なります。
「クレンジング」は化粧を落とすことや、そのために使うローションやクリームなどをいいます。
「洗顔」は顔を洗うことです。
洗うために用いるものではありません。
「クレンジング」も顔を洗う行為で、化粧を落とすことは「洗顔」ではなく「クレンジング」ということが一般的です。
「クレンジング」の例文
・『クレンジングをしてから眠る』
・『クレンジングをするのを忘れてしまった』
・『ゴシゴシこすってクレンジングをする』
「洗顔」の例文
・『毎朝洗顔をしている』
・『洗顔後に肌が乾燥する』
・『洗顔にぬるま湯を使う』
まとめ
顔の汚れを落とすという点が似ている2つの言葉ですが、化粧を落とすことと、そうでない汚れを落とすことで使い分けています。