壁の「下地」と「仕上」の違いとは?分かりやすく解釈

壁の「下地」と「仕上」の違いとは?違い

この記事では、壁の「下地」「仕上」の違いを分かりやすく説明していきます。

「下地」とは?

仕上げ材を設置するためのものです。

仕上げ材の土台となり、また建物の構造を強化する役割があります。

壁紙の「下地」をするときに必要なものは、ワイドパテ、パテ板、パテべら、やすりです。

ワイドパテは水で練って使用をします。

要らないものの上にワイドパテを出し、水を加えて練ります。

これをパテべらを使って壁に伸ばしていきます。

壁紙を剥がしたときに、壁に凹凸部分ができているので、この凹凸をなくすように塗ることがポイントです。

パテが乾燥をしたら、やすりを使って平面にします。

パテの粉を取り除いてから、壁紙を貼っていきます。

壁が平面になっていないと壁紙をうまく貼ることができないので、平らにすることが重要です。


「下地」の使い方

壁紙を貼るために設置するものを指して使用する言葉です。

たんに「下地」といった場合は、フローリングやフロアタイルなどを設置するためのものを指す場合もあります。


「仕上」とは?

壁にクロスを貼るなどすることです。

仕上げは物事の最後の段階です。

壁のことでいえば、最後の段階は壁紙などした状態を指します。

壁の「仕上」には、壁紙を貼る方法と、塗装をする方法の2通りがあります。

壁紙には、ビニールクロス、布クロス、紙クロス、木質系壁紙などがあります。

壁紙を貼る部分を整えてから、こういったものを貼っていきます。

塗装に使用するものには、漆喰や珪藻土などがあります。

どのような「仕上」をするかによって、見た目が変わり、また素材によって機能が違います。

たとえば、ビニールクロスの場合だと掃除をしやすいです。

布クロスは自然な風合いがあり、素材が吸放湿をします。

漆喰や珪藻土も自然の風合いがあります。

自然素材は、化学物質による人体への影響が心配な人に向いています。

「仕上」の使い方

壁を仕上げること、最後の段階のことを指して使用する言葉です。

壁紙を貼る、漆喰を塗るなどのことをいいます。

「下地」と「仕上」の違い

どちらも壁を作るために大切なことです。

「下地」は壁紙を貼るなどするためのもので、土台を作り、建物の構造を強化する働きがあります。

「仕上」は壁を作る最後の段階です。

壁紙を貼る、漆喰などを塗ることをいいます。

「下地」の例文

・『下地を丁寧にする』
・『下地に必要な道具をそろえる』
・『古い壁紙を剥がしてから下地を行う』
・『下地を塗るのが難しい』

「仕上」の例文

・『仕上を丁寧に行う』
・『仕上に満足している』
・『布クロスを貼って仕上をする』
・『珪藻土を塗って仕上をする』

まとめ

どちらも壁を作るときに必要な工程です。

まず「下地」をして、それから「仕上」をします。

どちらか一方だけでは、きれいに壁紙を貼ったり、漆喰などを塗ったりすることができません。

どちらの作業も丁寧に行うことが大切です。

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