この記事では、「音を上げる」の意味を分かりやすく説明していきます。
「音を上げる」とは?意味
もう自分の体力は残っていない状態であり、それ以上はできないとき「音を上げる」【ねをあげる】と自分が限界であるさまを言い表します。
本当はもっと頑張ってやってはみたいと思いますが、体力が残っていないために挑戦できない状態であり、どうしてもそれ以上前にも後ろにも進めないほど限界な状態を言います。
音を上げてしまうようなことは過酷な肉体労働したときや、何時間も休憩なくずっと仕事をしているときなど、体力的につらいと思うその状態を「音色を上げる」と言ってやめたくなるときの状態を伝えます。
「音を上げる」の概要
自分がやっていた作業や仕事をしていて体力的にも精神的にも限界に達したとき、「もうこれ以上はできない」というその極限の状態のとき「音を上げる」と言い、つらい気持ちを伝えます。
その苦しさに耐えられないため思わず悲鳴に近い声を立ててしまうそのさまを、いかに弱音を吐いてしまうかを表せます。
「もう参った」と降参してしまうほどつらいと思うことは誰でもやりたくないものですが、どうしてもやらなければならないと分かったとき、その絶望感に包まれた人は「もう降参したい」と思うわけです。
「音を上げる」の言葉の使い方や使われ方
かなり自分にはその先はできないと思い悩み、降参したとき「私はもう音を上げるほど参っている」と自分のつらい気持ちを言い表すときに使います。
自分がこれ以上疲れていてできない、眠くてできない極限の状態に追い込まれてしまったとき「もうできない」と音を上げてしまうわけです。
また、多くの人が解決できない難しい問題が出されたときや、どう考えても一般の人では乗り越えられない大変な事態が起きたときも「音を上げる人が多い」といかに大変な状況であるか伝えるときに使われています。
たいして難しい問題でなくても、自分にとっては面倒だと感じるような精神的につらいことでもう限界だと思う場合にも「音を上げる」と言い表します。
「音を上げる」を使った例文
・「音を上げる」ほど大変な思いをしてこの作品を作り上げた。
・このつらい仕事に「音を上げる」私はなんとかして最後まで続けるために踏ん張る。
・私は子育てで疲れている妻のために「音を上げて」しまう育児へ積極的に参加すると決めた。
思わず叫んでしまうほど大変な状況に陥った人が作品を作り上げたときの嬉しい気持ちを表したり、つらくてもうやりたくない仕事でも自分に気合を入れて最後まで頑張ったというとき音を上げてまでもやり遂げたい気持ちを表すときに使う言葉です。
また、子育てで疲れている人が「限界だ」と感じているときは協力し、一緒に大変な状況を乗り越えようと思う気持ちを持つ人もいます。
まとめ
人はずっと同じことをしていると飽きてしまい、それ以上やることがしんどくなって音を上げたくなってしまいます。
そのような人の心理状態を分かりやすく言い表したものが「音を上げる」の意味となり、いかに大変な思いであるかを表現できるわけです。
もう駄目だと感じて音を上げたくなるときは休憩をとるか、頭を切り替えて、他のことを考えるようにしましょう。