「品薄商法」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「品薄商法」とは?新語・ネット用語

この記事では、ゲーム機やフィギュアの品薄、あるいは人気が加熱した缶ビールやアイスクリームなどの販売休止に対して揶揄される言葉である「品薄商法」の意味を分かりやすく説明していきます。

「品薄商法」とは?意味

意図的的に出荷を減らすなどして、話題づくりとともに消費者の購買意欲をかき立てる販売手法を指すとされていますが、これはオフィシャルに公表されているものではなく、実際に品物が少ないことを背景として憶測されたものではあります。

実際問題、人気商品の品薄は早期にはなかなか解決しないため、真偽が解明されることはないとも言えます。

メーカーがオフィシャルに公表されている品薄商法に近い販売方式は数量限定の販売方式が挙げられます。


「品薄商法」の概要

需要と供給のバランスがおかしくなって欲しい人に全く行き届かなくなった際にメーカーに対する苦情も含まれた揶揄として品薄商法という言葉が使われますが、メーカーとしては勝機を逃しているという側面があるため、積極的に品薄商法を実行しているとは考えられない面もあります。

なお、転売のために人気商品を購入する人がインターネットオークションなどの手段が広がったことで増えており、これによってより品薄なと状況が悪化してしまい、ユーザーは品薄商法への不満が高まるというサイクルもあります。

なお、品薄商法とまでは言われませんが自動車は納車まで1年や2年かかる車種というものが存在しており、こちらも需要と供給のバランスが取れていないと言えますが、工場を拡大するということを数年単位でできるはずもないという側面があり、メーカーとしても得をしていない状況と言うことが出来ます。


「品薄商法」の言葉の使い方や使われ方

「新型ゲーム機はだいたい初動に限界があって品薄商法に見えてしまう」「品薄商法なのか本当に出荷していないのかわからない」「あまりに再販がかからず品薄商法かと思うもののメーカーも得していない」などの使い方があり、品薄商法そのものはネガティブなものとして捉えるのが一般的です。

「品薄商法」の類語や言いかえ

初回限定版商法は販売数に限度を設けている、ユーザーの目を引く豪華な特典がついてくる、再生産はしないということから最も品薄商法に近い言葉と言えますが、初回限定版という言葉はメーカー自体が使える言葉です。

「在庫僅少」という言葉は遠からずの意味ではありますが、特にインターネットショッピングの場合は頑張れば買えるという意味でもあり、品薄商法と呼ばれるものはそう簡単に変えないものが多く、在庫僅少の「残り少ないのなら買わないと」と思わせる要素のみ品薄商法に近い言葉と言えるでしょう。

まとめ

品薄商法と揶揄される状況は生産能力の向上、倉庫の拡大があってやっと安定するレベルのものです。

特にゲーム機などはコロナウイルスの状況もあり半導体不足などのが発生しており、より生産が追いつかないというケースがあるため、2021年時点での品薄商法と呼ばれる商品は2023年辺りまでは安定しないのではとも考えられます。