この記事では、「辣腕を振るう」の意味を分かりやすく説明していきます。
「辣腕を振るう」とは?意味
「辣腕を振るう」の辣腕ですが、辣腕は厳しさをもってして物事を処理することを意味します。
つまり、的確に物事を処理する能力が辣腕でその手腕を振るうことが「辣腕をふるう」です。
よって「辣腕をふるう」は、的確に物事を処理する能力を発揮することを意味します。
「辣腕をふるう」の概要
「辣腕をふるう」は、いわば、手腕を振るう側が対処能力が高いことを意味し、能力が低い物が辣腕という言葉で自分が能力者であることを示すことはまずないです。
その上で、辣腕は、第3者がそう述べた場合、対象となる物が自覚をしてなくとも仕事ができる人間で、自分が自覚している場合も辣腕は仕事ができると自分に言い聞かせています。
その為、自分から「辣腕を振るう」と述べたものは、自分で仕事ができる人間だと言っているのです。
ただ、本当に仕事ができるかどうかは、未知数で自分でそう思っているだけで他の人の方が倍近く働いていたということあり得るのです。
「辣腕を振るう」の言葉の使い方や使われ方
「辣腕を振るう」は物事の対処をフルに対処することを指すために使用し、対象は自分や他者に対して使用します。
「辣腕を振るう」を使った例文
・『無事会計主任になったので、早速辣腕を振るう』 この例は、会計主任という立場に昇進したが故早速お仕事で会計処理としての手腕を発揮するという例です。
この例では、出世したことを自分の能力による出世ととらえています。
ゆえにこのケースの「辣腕を振るう」は、自分の能力ゆえだと考えているのです。
・『辣腕を振るうというだけの能力を自分は持ち合わせていません』
この例は、上司などに自分は手腕をフルに発揮できるほどの能力を持っていないと言っています。
要は物事に対する対処能力が不足していることを上司に正直に述べているのがこの例です。
・『周囲皆で辣腕を振るうが対処ができそうにない』
この例は、周囲の人員全員でテキパキと対処しようと腕を振るっているが対処できそうに無いという諦めを示しています。
「辣腕を振るう」は対象が一人であるとは限らず集団で振るうことも可能で、この例は集団で対処能力をフルに生かしています。
まとめ
「辣腕を振るう」は、対処能力をフルに使用して物事に対処すること自体を指し、物事の対処の成功については触れていません。
その為、失敗するという未来が見えていても物事の対処をしないといけない場合、対処能力をフルに活用して対処することを「辣腕を振るう」と呼ぶのです。
無論、その後の結果については別で触れればよいだけで「辣腕を振るうが結果、対処するに至らなかったなど」といえば、対処能力をフル活用したけど対処できなかったという結果を指します。
なお、自分から「辣腕を振るう」という人物は信用できるかですが、信用できないという人もおり、その理由は辣腕が単に客観的に見てどうだということであるため、自分がそうだと思えばそれが辣腕になるが故自分が仕事ができると思えば辣腕が成立するため、自分から仕事ができるという人間を信用できるかどうかという問題にあるが故自分から「辣腕を振るう」という人物は信用できないのです。