この記事では、「都度実施」の意味を分かりやすく説明していきます。
「都度実施」とは?意味
物事が行われるごとに実際に行うという意味です。
都度には、物事が行われるたびごとにという意味があります。
物事が10回行われるとします。
1回目にはある事柄を実際に行ったけれど、2回目にはある事柄を実際には行わなかったというのは、都度が意味するものではありません。
10回あったら10回それぞれで実際に行うことを意味します。
実施には、計画などを実際に行うことという意味があります。
イベントの計画を立てたとします。
計画の段階では、実施が意味するものではありません。
会場を手配する、イベントの宣伝をするなど実際に活動をして、そして予定していた日に実際にイベントを開くことが、実施が意味するものです。
こういったことから「都度実施」とは、物事が行われるたびごとに実際に行うことという意味になります。
「都度実施」の概要
そのときそのとき毎回、何かが行われることを意味する言葉です。
何が行われるのかは意味に含まれていません。
たとえば、消毒をするという場合があります。
ある飲食店では、客が使った後には毎回席を消毒をしています。
客の人数は関係ありません。
4人掛けのテーブルを1人で使っている場合、テーブルの上に物を置かないスペースがいくらかできますが、それでもその部分も消毒をします。
注文した品数も関係ありません。
たとえコーヒー1杯であっても、客が席を利用した後には消毒をします。
忙しいからやらないということはありません。
さっき消毒したばかりだからやらないということもありません。
客が利用するごとに毎回行うのです。
このことは「消毒を都度実施する」ということができます。
客が利用をするごとに、消毒ということを実際に行っています。
この言葉は毎回という意味が含まれているので、たとえばAという席に客がやって来て使い、その後に消毒をした、またAの席に客がやって来て使ったけれど、その後には消毒をしなかったという場合のことではありません。
これは毎回ではないからです。
「都度実施」の言葉の使い方や使われ方
物事が行われるたびごとに実際に行うという意味で使用をします。
毎回である場合に使う言葉です。
あるときには行うけれど、あるときには行わないということには使用しません。
何を実施するのか意味に含まれておらず、さまざまな事柄についていうことができます。
「都度実施」の類語や言いかえ
「毎回実施」が似た意味を持つ言葉です。
毎回には、そのたびごとという意味があります。
5回あったら、5回すべてのことをいいます。
5回のうち、1回目と2回目はやったけれど、3回目、4回目、5回目はやらなかったというのは「毎回実施」が意味することではありません。
まとめ
そのときそのとき毎回行うことを意味する言葉です。
何を行うのかは意味に含まれておらず、検査、販売、選考など、さまざまな事柄をいいます。