子育てにまつわる言葉は、色々あります。
この記事では、「癇癪」と「イヤイヤ期」の違いを分かりやすく説明していきます。
違いを知って、赤ちゃんと一緒の暮らしを楽しんでいきましょう。
「癇癪」とは?
癇癪(かんしゃく)とは、顔を真っ赤にして激しく泣き叫ぶこと。
パニックになって取り乱してしまうことです。
パパやママを困らせる、困った現象です。
癇癪としてよくあるのが「大泣きしてオモチャを投げる」や「スーパーの床に寝そべる」そして「ベビーカーの上で泣き叫ぶ」などです。
どれも突然はじまるので、お世話をするママはとても驚きます。
こうした癇癪が起きるのは「パパやママに何かを伝えたいけれども、うまく伝えられない」もどかしさから来ているもの。
自分の思いを言葉にできないジレンマから、カッとなって物や周りの人に八つ当たりするのです。
癇癪は「眠い・お腹が空いた・遊びたい」などの欲求から、生まれることもあります。
誰しも訪れる成長プロセスのため、あまり過敏になり過ぎないこと。
癇癪があまりにひどいと感じたら、専門機関に相談してみることもおすすめです。
「イヤイヤ期」とは?
イヤイヤ期とは、2歳前後にあらわれる反抗期のこと。
何をやってもパパやママの言うことを聞かなくなる「魔の期間」です。
イヤイヤ期の例をあげると「公園遊びを切り上げようとしても、言うことをきかない」や「不機嫌になると、パパやママの腕をつねる、足を蹴る」そして「叫び声をあげる・泣き叫ぶ」などがあります。
イヤイヤ期も子どもから、大人になるステップのひとつ。
イヤイヤ期が起こるのは「きちんと成長している証」なので、自信をもって子育てすることも大切です。
イヤイヤ期が訪れると、何をやっても「否定的に受け止められる」ので、精神的に参ってしまうことも多いものです。
長いように思えるイヤイヤ期ですが、いつかは去っていきます。
今だけと割り切って、落ちついてお子さんと向き合うことがおすすめです。
「癇癪」と「イヤイヤ期」の違い
同じくらいの時期に起こるので、見分けを付けづらいです。
「癇癪」と「イヤイヤ期」の違いを、分かりやすく解説します。
・イヤイヤ期のあるあるが「癇癪」
イヤイヤ期は2~3歳に起こる、何でも「イヤイヤする」時期のこと。
家の中はもちろん、公園やスーパーでも突然泣き叫んだり暴れたりします。
いわゆるとても手がかかる、子育ての時期です。
このイヤイヤ期によく起きる現象が「癇癪」です。
そのため嵐のようなイヤイヤ期が過ぎ去れば、癇癪も嘘のように落ちついていきます。
まとめ
「癇癪」と「イヤイヤ期」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも魔の2歳児に起こる、子育ての通過点になります。
癇癪とは顔を真っ赤にして、怒ったり泣いたりすること。
そして癇癪が起こりやすいのが「イヤイヤ期」です。
イヤイヤ期が起こると子育てそのものが辛く感じますが、この時期さえ乗り越えれば、あとは楽になっていきます。
お子さんに寄り添いながら「自分自身も大切にした子育て」をしていきたいものです。