この記事では、「やめてクレメンス」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「やめてクレメンス」とは?
人に対して「やめてほしい」と要望を伝えられるのが「やめてクレメンス」であり、「お願い」と「やめて」と伝えるときに使われるスラング用語です。
普通に「やめて」と言うよりも、相手に楽しく面白半分で「もう、やめてくれよ」と伝えられる言葉でもあり、言われた方を苛立たせることなく突っ込みを入れられるわけです。
電子掲示板の5ちゃんねるで使われている言葉でもあり、いやらしいことを言って困ったときや、悪のりする人へ「やめてくれ」と伝えるときに使えば「そうだな」とやめてくれるような方向で相手の言動や行動を阻止できます。
「やめてクレメンス」の概要
「やめてくれ」とそのまま言うよりも、どこかやわらかく阻止する言葉となり、調子にのる相手も「仕方がないな。
やめてやろう」と思うわけです。
そんな「クレメンス」という言葉の語源としては、5ちゃんねるの「何でも実況J」で取り上げられた野球選手のロジャー・クレメンスが由来になっており、ちょうど「~くれ」が名前とかぶっていたことで言いやすいのと、わだかまりなく否定できることから掲示板で使われるようになりました。
命令形ではなく、物腰やわらかに否定できる言葉であるところから冗談交じりで「もう、やめてクレメンス」と相手に伝えて、交流をはかる言葉として使われています。
「やめてクレメンス」の使い方や使われ方
本当にやめてほしいと心から否定して、相手にその気持ちをぶつけるときではなく「参っちゃうな」と半ばあきられてしまうような冗談や訳が分からないことばかり言う人に対して「もう勘弁してくれよ」と伝えるときに言う言葉です。
注意する言葉でもありますし、否定してやめさせたいと思う人が掲示板のスレに「やめてクレメンス」とそのまま伝えて、もうやめてもらいたいという気持ちを伝えられますし、「まったくもうやめてクレメンス」と相手の行き過ぎた言動を否定しつつ「もうそこら辺でやめときなよ」と同じ目線で阻止する意味でも使われています。
相手が「何かいやらしいことを言ってみろよ」とせがんでくるとき「勘弁して」と伝えるときや、人に聞かれてはまずいことを言わせようとするときにも「やめてクレメンス」と言い、逃げるときにも使える言葉です。
「やめてクレメンス」を使った例文(使用例)
・『冗談はそこまでにしてくれよ、もうやめてクレメンス』
・『悪かった。冗談よ、冗談。やめてクレメンス』
・『そこを突っ込まないで。やめてクレメンス』
しつこく冗談を言ってくる人に対し、そこまでにしてくれとお願いするとき「やめてクレメンス」とソフトなタッチで阻止しますし、自分が言いすぎたと思うときは「冗談なので勘弁してくれ」とお願いするときも使われています。
自分にとって、痛いなと感じることを言ってくる人には「やめてクレメンス」と伝えることもある言葉です。
まとめ
主に、掲示板やSNSでやり取りしている相手が悪ふざけしてきたり、冗談ばかり言うことを阻止しようと思ったとき同じ目線で突っ込みを入れるときに使うのが「やめてクレメンス」です。
角を立てずに拒否したり、相手の言動を止めさせられる言葉ですので、さりげなく使ってみるといいでしょう。