「ラノベ」
本を読む人が少なくなっている、というニュースや話題は定期的に出ていますが、それでもやはり根強い人気があるのが小説です。
最近では電子書籍なども出てきて逆に小説を読む機会が増えたという人などもいたりします。
ただそんな小説にもミステリー、歴史もの、純文学など様々なジャンルが存在しています。
そして最近よく聞くジャンルとして挙げられるのが「ラノベ」です。
ではこの「ラノベ」とはどんなものを指すのでしょうか。
「ラノベ」の意味
まず「ラノベ」を知るにあたり、どうして「ラノベ」というのかをご説明します。
この単語は日本独自の造語で、英語の“light”(軽い)と“novel”(小説)を繋げて省略したものなのです。
つまりは軽い小説というわけですが、実はこの定義ははっきりとしていません。
作者や出版社が「ラノベ」として出版しているものがラノベだと言えるのですが、敢えて区分するならば「若者向けの読みやすい文体・内容」、「ファンタジー物が多い」、「挿絵が多めである」といった要素がラノベの代表的な要素だと言えるでしょう。
「ラノベ」の言葉の使い方
では、「ラノベ」という言葉はどのように使うことが多いのでしょうか。
「ラノベ」そのものがどんなジャンルを指すのかは曖昧ではあるのですが、ただ言えるのは小説のジャンルであることです。
ですのでこの言葉を使うのは対象となる小説のことを話している時であったり、本屋でそういったものを見ていたり購入したりしたときが多くなります。
ただ注意しなければならないのは定義が曖昧なのでこちらが「ラノベ」だと思っている本でも相手にとってはそうでないかもしれない、ということでしょう。
ちなみに同じ作家でもラノベ認定されている作品とそうでないものとがあったりもします。
「ラノベ」を使った例文・短文(解釈)
では以下では実際に「ラノベ」という単語を使った例文をいくつか紹介していきます。
実際に使うときの参考にしてみてください。
「ラノベ」の例文1
「あの作品って、ラノベって言っても良いのかな?」
ラノベの定義が曖昧だからこそよく使われるフレーズです。
作品のファンの中には時々ですが自分の好きな作品をラノベ認定されることをあまり好まないという人もいるので、このような聞き方で作品の話をし始める、といったことはよくあるのではないでしょうか。
もちろん、ラノベでなくてもラノベであってもその作品の内容は変わらないので拘ることにそれほどの意味は無いとも言えます。
「ラノベ」の例文2
「あの作品はレーベルがあそこになっているから、ラノベってことになりますね」
これもラノベの定義に関する例文です。
というのも「ラノベ」という言葉の意味を説明した際にも記載しましたが、ラノベであるかどうかは出版社が決めることが多くあるのです。
その決め方はというと、ラノベを提供すると銘打ったレーベルがあるのでそこから出版するというものとなります。
ですので、レーベルが何かを見ればラノベかどうかを判断することができるというわけです。
「ラノベ」の例文3
「えーっとタイトルが長くて覚えきれないですが、あのラノベ、面白いですよね」
これは最近のラノベの流行を抑えた例文となります。
というのも昔に比べて現在のラノベは作品タイトルが長くなってきている傾向があるからです。
特に長いものともなると、タイトルなのに50文字を超えるというものまで出てきています。
これは2008年に「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」という作品が人気になったことから続いている流行と言われています。
「ラノベ」の例文4
「あのラノベ、イラストレーターが好みなので読んでみましたが面白かったです」
これもラノベ特有の話題です。
というのもラノベには挿絵が付き物だからです。
売る側としてもどんなイラストレーターに挿絵を描いてもらうかが売上にかなりの影響を及ぼすとも言われています。
「ラノベ」業界はイラストレーターにとっても活躍の場だというわけです。