「恒常化」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「恒常化」とは?

「恒常化」という言葉を知っているでしょうか。

テレビのニュースや、ネットニュースなどに登場する機会がある、少し真面目なイメージの言葉です。

「恒常化」「こうじょうか」と読みますので、読み方を知らなかった人は、これを機会に覚えておきましょう。

「恒常化」という言葉は、ニュースだけでなくビジネスシーンで登場する機会があるかもしれません。

そこで、社会に出る前の早い段階で、「恒常化」の意味や使い方を知っておきましょう。

「恒常化」の意味

「恒常化」には、どのような意味があるでしょうか。

「恒常化」「恒常」には、「定まっていて変わらない事、またその様子」という意味があります。

そのため「恒常化」には、物事が定まり、変化がなくなる事、またその様子という意味があります。

例えば、毎朝30分ランニングをするという習慣を始めて、その先何年間も変わらずにランニングを続けた場合は、ランニングをする事が定まって変わらないと言えるため、「ランニングの習慣が『恒常化』した」と言えます。

このように「恒常化」には、「定まっていて変わらない事、またその様子」という意味があります。

「恒常化」の言葉の使い方

「恒常化」という言葉を、どのような場面で使えばいいでしょうか。

先ほどのランニングの例のように、何かを始めて、それが変わらぬ習慣になった時に、「恒常化」したと言えるでしょう。

それは毎朝のランニングのようなポジティブな習慣にも使えますし、ネガティブな習慣にも使う事ができます。

例えば、職場の人間関係が悪化してしまい、誰も挨拶をしなくなってしまった場合、それが数年にもわたって続く変わらぬ習慣になってしまったら「恒常化」したと言えます。

このように、物事が定まり、変化がなくなったと感じたら、「恒常化」という言葉を使ってみましょう。

「恒常化」を使った例文

「恒常化」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における、「恒常化」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。

「恒常化」の例文1

「会議の途中で、A部長が居眠りする事が『恒常化』してしまった」

この例文に登場するA部長は、「恒常化」という言葉を使いたくなるくらい、いつも安定して居眠りをしているという事が分かります。

「デフォルト」という言葉がありますが、居眠りをしている状態が当たり前という困った感じになっています。

また、誰も注意をする人がいないあたり、この会議の参加メンバーのやる気のなさも伝わってきます。

A部長を起こすよりも、眠っていてもらった方が、会議の進行がスムーズなのかもしれません。

「恒常化」の例文2

「会社帰りに、バーで一杯お酒を飲む事が『恒常化』した」

会社帰りに感じの良いバーをみつけて入って見たら、思ったよりもずっと居心地がよくリラックスできた…という経験があるかもしれません。

バーに限らずカフェなどの飲食店が、隠れ家のようになっている人もいるでしょう。

仕事のオンからオフに切り替える事は大切な事なので、お気に入りのバーでいっぱいだけお酒を飲んで帰る習慣は、「恒常化」しても悪くないでしょう。

「恒常化」の例文3

「一晩だけ彼女を泊めるつもりが『恒常化』して、同棲生活になっている」

現在同棲生活をしている人の中に、この例文のような人がいるかもしれません。

彼氏や彼女が一泊だけ宿泊させるつもりが、二泊、三泊と増えて、結果的に自分の家に帰らなくなるというケースは多いようです。

そしてどちらかの家にいるのが当たり前で、それが「恒常化」と呼べるような状態になると「同棲」と呼ばれる事になります。

この例文に登場する彼女は、彼氏との相性も良く、さらには彼氏の家との相性も良かったようです。

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