「不買運動」とは?
不買運動というのは消費者運動の1つであり、企業側の独占や売り惜しみ等を受けて消費者が結束し、実行に移す運動の1つです。
例えば、消費者があまりにも高い値段を知られた場合など、不買運動が起こることもあります。
例えば、最近では韓国で日本製品の不買運動が起こっているなどというニュースがありますね。
日本の半導体関連物資に関する輸出規制に反発し、日本製品を買わないようにする運動が起こっているのです。
また、韓国ではかつてより情報機関が画策して日本製品に対する不買運動を展開してきたのではないかという指摘もあり、両国間の複雑さが浮き彫りになっています。
「不買運動」の読み方
不買運動という表現は「ふばいうんどう」と読みます。
ニュースなどでよく聞く表現ですから、ぜひ知っておきましょう。
「不買運動」の具体例
具体的に不買運動の例を紹介していきます。
韓国における日本製品の不買運動
不買運動と言えば、最近では韓国における日本製品の不買運動が何よりも有名ではないでしょうか。
2019年7月4日、日本政府は韓国向けの液晶材料について輸出規制措置をとりました。
さらに貿易をする上で優遇措置を受けられる国家からも韓国を外す可能性があり、本と韓国の間で緊張が高まっています。
フッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素の3つが規制されることになり、韓国はダメージを受ける可能性があると言われているのです。
そのため、それの反発として日本製品に対する不買運動が起こっています。
これは日本でも大きく報道されていますので、知っている人も多いかもしれませんね。
韓国政府に対して対日外交が未熟であると批判する声も存在します。
カラーテレビ不買運動
日本国内で有名な不買運動と言えば、やはり1970年から起こったからテレビ不買運動なのではないでしょうか。
1970年9月、全国地域婦人団体連絡協議会がカラーテレビの不買運動を呼びかけました。
1年間からはテレビを買わないでいようというものです。
特に二重価格問題が問題となり、当時は白黒テレビからカラーテレビに移行していた時代でもありました。
この不買運動は日本国内でも有名なものだと言えるでしょう。
「不買運動」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
「不買運動」を使った例文1
「中国製品に対する不買運動も起こったことがあるが、成功は指摘されていません」
中国製品に対しては様々な疑惑がありますが、だからといって中国製品に対する不買運動はめったに起こらないと言えるでしょう。
中国製品は広く普及しており、むしろ中国製品を買わなければものが揃わないという現実があります。
「不買運動」を使った例文2
「不買運動を成功させるためには結束が何よりも大切です」
不買運動というのは簡単ではありません。
長期化すればするほど、消費者たちが結束しなければならず、失敗する可能性も高いといえます。
確かに一時期は企業も打撃を受けるかもしれませんが、消費者が結束していなければ不買運動が成功しないため、何の意味もなかった、ということもあり得るのです。