「なぞらえる」とは?意味
「なぞらえる」とは、「あるものを外見や中身が似ていそうな他のものと比べて真似してみることや考えてみること」という意味になります。
一言で言うと、「擬する」や「真似する」ということになります。
「なぞらえる」の表現の使い方
「なぞらえる」は「あるものや事柄を他の似ているものと比較して当てはめる」ということになります。
このような意味から、「人生を長い旅になぞらえる」というような使い方ができます。
また、建物や物質的なことを置き換えて使うこともできる言葉です。
「なぞらえる」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「なぞらえる」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
「なぞらえる」を使った例文1
「人生の中には、楽しいこともあれば、苦しいこともあります。それは長い旅路になぞらえると理解できることです」
人生には実に様々なことが起こります。
楽しいことばかりではなく、辛く悲しいことや苦しいこともありますが、それを長い旅として「なぞらえる」ことで考えると、意外と乗り越えることができるものです。
「なぞらえる」を使った例文2
「あの近代的なビルも歴史的な建造物になぞらえて、設計されたものなのだ。それを考えると、先人の歩んだ歴史にはロマンを感じる」
大都市に行くと、超高層ビル群だけでなく、斬新なデザインの建物もあります。
しかし、そのベースとなったものが、何千年もの昔に建てられた建造物を参考にされたものであったなら、私達はその当時の過去にタイムスリップしたような思いになるかもしれません。
「なぞらえる」の類語や類義語
「なぞらえる」を他の言葉に置き換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことしましょう。
「オーバーラップさせる」【おーばーらっぷさせる】
「オーバーラップさせる」という言葉が「なぞらえる」の置き換え表現として挙げることができるでしょう。
「ある物事を見て、それに似たようなイメージを思い出すこと」という意味になります。
「見立てる」【みたてる】
「見立てる」も「なぞらえる」に近い解釈ができる言葉です。
これもまた、「あるものを他のものに置き換えて表現すること」という意味で使われています。