この記事では、「タガメ」と「ゴキブリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「タガメ」とは?
「タガメ」とは、「カメムシ目(半翅目)コオイムシ科タガメ亜科に分類される肉食性の水生カメムシ類(水生昆虫)」のことです。
「タガメ」の体長は約48~65mmでメスのほうがオスよりも大きく、体長60mm以上のものの多くはメスになります。
「タガメ」という名前は、「田にいるカメムシ」あるいは「田にいる亀」に由来しているとされます。
「タガメ」は水田・水田脇の用水路などに生息している止水性の昆虫で、そこで獲物を待ち構えて捕食しています。
「ゴキブリ」とは?
「ゴキブリ」とは、「昆虫綱ゴキブリ目(シロアリを除く)に分類される、日本だけでなく世界でも多くの個体(推計で約1兆4800億以上の個体)が繁栄している雑食性の昆虫」のことで、約2~3億年前から地球上に存在していた古い昆虫の一種です。
「ゴキブリ」には人の家に住み着く「家住性のゴキブリ」と自然の森林・山野などに住み着く「森林性のゴキブリ」がいますが、家住性のゴキブリは「不快害虫」として忌み嫌われています。
「ゴキブリ」は雑食性であり、「動植物の死骸・朽木や落ち葉・菌類・樹液・人の垢や髪・残飯」など何でも食べます。
「タガメ」と「ゴキブリ」の違い!
「タガメ」と「ゴキブリ」の違いを、分かりやすく解説します。
「タガメ」も「ゴキブリ」も黒っぽい体色をして羽を持っている昆虫であり、外見的特徴には似たところがありますが、「生物学上の分類・生息地や生態」がまったく異なります。
「タガメ」は「カメムシ目(半翅目)コオイムシ科タガメ亜科に分類される、絶滅の恐れがある水生カメムシ(水生昆虫)」ですが、「ゴキブリ」は「昆虫綱ゴキブリ目に分類される、日本だけでなく世界でも繁栄している雑食性の昆虫」であるという違いがあります。
「タガメ」は「獲物を待ち伏せして襲い掛かり捕食する肉食性昆虫」ですが、「ゴキブリ」のほうは「人の残飯・動植物の遺骸・油や紙・髪(垢)などを食べる雑食性昆虫」という違いも指摘できます。
まとめ
「タガメ」と「ゴキブリ」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「タガメ」とは「カメムシ目(半翅目)コオイムシ科タガメ亜科に分類される水生カメムシ類」を意味していて、「ゴキブリ」は「昆虫綱ゴキブリ目に分類される、古生代・中生代から存在しているとされる昆虫」を意味している違いがあります。
「タガメ」と「ゴキブリ」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。