この記事では、「開示」と「提示」の違いを分かりやすく説明していきます。
「開示」とは?
「開示」の意味と使い方について紹介します。
「開示」の意味
「開示」は「かいじ」と読みます。
意味は「はっきりそうと表すこと」「解き明かして知らせること」になります。
「開示」の使い方
「開示」は、ものごとの内容を明らかにして、広く知らせることを言います。
今まで一般の人達には知らせていなかった情報を、広く知らせる様にする時に使われます。
「開示」は、裁判所や役所など、公的機関が世間に対して何かを広める時に使うことが多く、通常の関係で使われることはほぼありません。
ビジネスにおいては、会社が余程の機密情報を一般に知らせる時でない限りは使われません。
「提示」との違いは、「開示」には「内容を明らかにする」という意味があるという点です。
「提示」とは?
「提示」の意味と使い方について紹介します。
「提示」の意味
「提示」は「ていじ」と読みます。
意味は「差しだして見せること」「広く知らせること」です。
「提示」の使い方
「提示」は、その場において差し出して見せたり、関係者に対して広く伝えることを言います。
相手に対して伝えたいことがあり、それを直接見せて証明する時に使われます。
「提示」は「証拠となるもの」という形があるものの他に、「条件」「発案」「議題」など、目に見えないものに対しても使われます。
あくまでそれに関わる人達に対して見せることで、何かを伝えたい時の表現です。
既に紹介した通り「提示」は、「内容を明らかにする」のではなく「実物を見せて伝える」という意味です。
「開示」と「提示」の違い!
「開示」は「それまで公開していなかった内容を明らかにすること」です。
「提示」は「情報を相手に差し出して見せること」です。
まとめ
今回は「開示」と「提示」の違いをお伝えしました。
「開示は明らかにする」、「提示は見せて伝える」と覚えておきましょう。