この記事では、「ハブ」と「スイッチ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハブ」とは?
「ハブ」とは、「物理層で、複数の機器をケーブルで接続して通信するための集線装置(中継装置)」のことを意味するIT用語です。
「ハブ」にはその用途・通信方式によって、「ネットワークハブ・USBハブ・IEEE1394ハブ」などの種類があります。
一般的な「ハブ」という用語は、「中心地・結節点・集線装置」を意味していて、「ハブ空港」などの比喩的な表現でも用いられています。
「スイッチ」とは?
「スイッチ」とは、「データリンク層で複数のコンピューター・LANを接続するもので、データの宛先をチェックしてから関連先にのみ転送する機能を持った集線装置(中継装置)」のことです。
「スイッチ」というのは「従来のリピーターハブ(受信データを接続機器にそのまますべて送信するハブ)に宛先によるデータの分配機能を加えた装置」のことです。
一般的な「スイッチ」という用語は、「通電状態のオン・オフを切り替えたり電気の流れる経路を切り替えたりする装置」を意味しています。
「ハブ」と「スイッチ」の違い!
「ハブ」と「スイッチ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ハブ」も「スイッチ」も「複数のコンピューター(機器)を接続する集線装置・中継装置」という意味では類似していますが、「ハブ」というのは「受信したすべての信号(情報)を増幅してすべてのケーブルに転送するだけのリピーターハブ」のことを意味しています。
「ハブ」に対して「スイッチ」というのは、「信号からイーサネットフレームを復元して、データの宛先(MACアドレス)をチェックしてから関連する先にのみ転送する分配機能を持ったスイッチングハブ」のことを意味しているという違いを指摘できます。
まとめ
「ハブ」と「スイッチ」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「ハブ」とは「複数の機器をケーブルで接続して通信するための集線装置(中継装置)」を意味していて、「スイッチ」は「データの宛先をチェックして関連先にのみ転送する選別機能を持った集線装置(中継装置)」を意味している違いがあります。
「ハブ」と「スイッチ」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。