「腋臭」と「加齢臭」の違いとは?分かりやすく解釈

「腋臭」と「加齢臭」の違い違い

この記事では、「腋臭」「加齢臭」の違いを分かりやすく説明していきます。

「腋臭」とは?

「腋臭」の意味と概要について紹介します。


「腋臭」の意味

「腋臭」「えきしゅう」「わきが」と読みます。

意味は「わきから特有の強いにおいを発する症状のこと」です。


「腋臭」の概要

「腋臭」は、本来「えきしゅう」と読みますが、一般的な使い方として「わきが」と読むことも多くなります。

「わきが」は、わきから特有の強いにおいを発する症状のことを言います。

人の汗腺には「エクリン腺」「アポクリン腺」の2種類があります。

「エクリン腺」はさらさらとした汗の成分で、99%が水分であり、ほとんどニオイはしません。

「アポクリン腺」は、たんぱく質や脂質を含んでいる為にベタベタとした汗を生じます。

この汗に含まれている皮脂に空気中の細菌が反応して、独特のにおいを発するのです。

「アポクリン腺」は思春期の頃から発達して、においに気付く様になります。

「加齢臭」とは?

「加齢臭」の意味と概要について紹介します。

「加齢臭」の意味

「加齢臭」「かれいしゅう」と読みます。

意味は「主に中年以降の男性・女性にみられる特有の体臭のこと」です。

「加齢臭」の概要

「加齢臭」は、文字通り加齢により生じるにおいのことで、中高年特有の、古本の様な枯れたにおいのことを言います。

人の身体は、皮膚を守る為に皮脂を分泌していますが、年を取ると皮脂が空気中の細菌により、酸化・分解されて「ノネナール」という物質を生じ、これが独特のにおいの原因になります。

男性に加齢臭が多いのは、男性ホルモンにより皮脂の分泌が促されるからです。

年を取ると女性ホルモンの分泌が減少する為に、女性でも「加齢臭」が生じることもあるのです。

「腋臭」と「加齢臭」の違い!

「腋臭」「わきから特有の強いにおいを発する症状のこと」です。

「加齢臭」「中年以降の男性・女性にみられる特有の体臭のこと」です。

まとめ

今回は「腋臭」「加齢臭」の違いをお伝えしました。

「腋臭はわきのにおい」「加齢臭は中年のにおい」と覚えておきましょう。

違い
意味解説辞典