この記事では、「問答無用」と「御意見無用」の違いを分かりやすく説明していきます。
「問答無用」とは?
「問答無用」の意味と使い方について紹介します。
「問答無用」の意味
「問答無用」は「もんどうむよう」と読みます。
意味は「話し合っても意味がないこと」「話し合っても無意味な時に、議論を終わらせる意の言葉」です。
「問答無用」の使い方
「問答無用」は、「話し合っても意味がないこと」という意味で、転じて人に対して「これ以上話し合っても無駄である」と、議論を終わらせる意味で言う言葉として使われます。
相手と話し合っても何の利益もない、これ以上議論を重ねても何の進展もないなど、無意味であると判断した時の表現です。
「問答」は「質問と回答」という意味、「無用」は「役に立たない」「不要なこと」「禁止」という意味です。
「問答無用」は、強い感情を含んだ言葉で、相手に対してほぼケンカを売っているのと同じ意味になります。
相手を退ける時に使う言葉ですので、人に対して使う時には注意しましょう。
「御意見無用」とは?
「御意見無用」の意味と使い方について紹介します。
「御意見無用」の意味
「御意見無用」は「ごいけんむよう」と読みます。
意味は「人の言うことは聞きません」「放っておいて下さい」になります。
「御意見無用」の使い方
「御意見無用」は、「人の意見は聞き入れません」という意味で、転じて「放っておいて下さい」という意味で使われています。
人の意見や主張、アドバイスなど、良かれと思って言っていることであっても、自分には必要ないと最初から拒否している言葉です。
1975年に公開された「トラック野郎・御意見無用」という日本映画のタイトルから使われる様になりました。
「問答無用」と「御意見無用」の違い!
「問答無用」は「話し合っても無意味な時に、議論を終わらせる意の言葉」です。
「御意見無用」は「人の言うことは聞きません」「放っておいて下さい」になります。
まとめ
今回は「問答無用」と「御意見無用」の違いをお伝えしました。
「問答無用は相手を黙らす言葉」、「御意見無用は相手を遠ざける言葉」と覚えておきましょう。