この記事では、「グフ」と「グフカスタム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「グフ」とは?
「グフ」は、ジオン公国軍が、作り出した、ザクをロールアウトしてから作られた白兵戦に特化した地上適正のみを持つモビルスーツです。
初期のプロトタイプのグフは、ハンドキャノンという指が大砲になっている武装を採用していましたが、あまりにも故障が多く、安全性および、武器と腕の両立ができないという問題からこの武装はのちのグフには採用されてません。
主兵装においては、ザクのトマホークからサーベルに変更している点が異なり、ヒートロッドという対象者のモビルスーツに過電流をかけ対象モビルスーツを破壊する武器もを持ちます。
「グフカスタム」とは?
「グフカスタム」は、モビルスーツ自体を空中戦特化とすべく開発をした経緯から派生したもので、空中戦特化のモビルスーツの計画が断念し、その部品を流用して組まれた「グフ」です。
なお、この「グフカスタム」は、高い索敵能力を持ち、武装を3連装の35mmガトリング砲とすることで適地に制圧射撃を可能としており、制圧射撃を行うために対象となる物の正確な位置を計測できるようレーダーが通常の「グフ」より発達しています。
「グフ」と「グフカスタム」の違い
「グフ」と「グフカスタム」の違いは、地上戦闘用に作られた試作機から量産に至る機体であるか、モビルスーツ自体を地上で空中戦を可能とするモビルスーツに作り替える過程で出来たモビルスーツであるかです。
「グフ」は量産機ですが、「グフカスタム」は、空中戦を可能とする空飛ぶモビルスーツを作る過程で計画が無理だと判断し作られたモビルスーツになります。
なお、「グフカスタム」も量産機になり、空中浮遊モビルスーツの部品を流用し製造されています。
まとめ
「グフカスタム」は、量産機ではありますが、とある計画がぽしゃることで生まれた機体です。
とある計画は、モビルスーツ飛行計画という物で簡単に言えば、モビルスーツを地上で空飛ぶモビルスーツにして戦うという物ですが、実は、この設定、ちょっと矛盾がありまして、モビルスーツを空中戦特化にするのであれば、ドダイに乗せるという方法が実は存在しており、モビルスーツ自体を浮かせる必要性はありません。
その上で、「グフカスタム」自体の性能はオールラウンダーですが、地上に隠れたものをあぶりだすためのレーダーが発達していることから、制圧射撃を可能とするモビルスーツで瞬間火力が高く、かつ「グフ」よりも若干軽量であることから白兵戦において軽量さが生きたモビルスーツです。
反面に、弱点を挙げるとすれば、マシンガンのような装備は無く、取り回しが大きいガトリングシールドという武装が飛び道具になるため、狙いを定めて撃つというより、敵がいそうな場所に適当に打ち込み敵が出てきたら倒すという戦いになり、ゲリラ戦のように接近された場合、パイロットは格闘戦に頼らざるを得ず、パイロットには格闘戦と制圧射撃の両方に対応する必要性があり、ザクのようにバリエーションの多い武装はありません。