「見た目」と「容姿」の違いとは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「見た目」と「容姿」の違いとは?違い

人は情報を得るのに視覚を頼る生き物で、視覚からの情報は人の評価にも大きな影響があります。

そのため「見た目」を整えることは大事ですが、それが「容姿」を整えるのとどう違うのかいまいちわかっていない人もいるでしょう。

この記事では、「見た目」「容姿」の違いを分かりやすく説明していきます。

「見た目」とは?

「見た目」とは外から見た様子で、幅広い範囲に使われる言葉です。

人の顔や体などの姿形も指しますが、他の動物に対しても同じ意味で使われますし、生物ではない物品に対しても使われます。

また生物に関しては、全身の様子だけではなく、手や足など、体の一部だけに対しても使われる事もあるでしょう。

また単純に造形だけを指すとも限らず、「怪しい『見た目』」のように、視覚から判断した雰囲気を指す場合もあります。

姿形は勿論ですが、人の目から見た様子や印象全般を指す、総合的な言葉と考えていいでしょう。


「容姿」とは?

「容姿」とは「見た目」の中でも顔の造形と体つきを指します。

動物の姿形に対しても使われることもありますが、基本的に人に対して使うことが多い言葉です。

物に対して使う場合は、人形のような人の姿を模した物にだけ使われ、人や動物と関係ない見た目の物に対して「容姿」ということはありません。

また手や足なども含めた体つきが「容姿」ですが、手足だけの造形に対して「容姿」と言うこともないです。

顔だけを指して「容姿」と言うことはありますが、それ以外の人体のパーツに対しては使われず、あくまでも顔か体全体のどちらかを指します。


「見た目」と「容姿」の違い

「見た目」「容姿」はどちらも人の姿形を指す時に使われることが多くその場合は同じ意味で使われますが、それ以外に使えるかに違いがあります。

「見た目」は人や生物に限らず物に対しても使われ、造形や雰囲気など外から見た様子に対する総合的な言葉であり、「容姿」は生物、特に人間の姿形だけを指すと言う点が、「見た目」「容姿」の大きな違いです。

人の顔や全身を指すなら「容姿」、それだけでない場合は「見た目」と使い分けできます。

「見た目」と「容姿」の類語や言い換え

「見た目」の類語といえば「外見」で、これは文字通り外から見た様子であり、「見た目」と同じ意味を持ちます。

ただし地形や建物といった大きな物に対して「見た目」は使われますが、「外見」は人に対して大きすぎる物には使われません。

大きい物に対して「見た目」を言い換える場合は「外観」です。

「容姿」に関しては顔を指すか体を指すかで言い換えが異なり、顔を指すなら「容貌」、体を指す場合は「体形」に言い換えられます。

まとめ

人の外見に対して使う場合は同じ意味で「見た目」「容姿」が使われることが多いです。

ですが「容姿」を整えればいいとだけ考えると、印象がよくない形になる恐れもあるので、人の目を気にするなら印象も含めた「見た目」を整える必要があります。

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