この記事では、「メンチカツ」と「ロースかつ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「メンチカツ」とは?
 豚肉や牛肉のひき肉、みじん切りにしたタマネギ、塩、コショウなどの調味料を混ぜ合わせたものを、パン粉、小麦、卵の衣をつけて揚げた食べものです。
 メンチにはひき肉という意味があります。
 ミンチともいいます。
 作り方を簡単に紹介します。
 タマネギはみじん切りにします。
 卵をよく溶きほぐし、小麦を加えてダマにならないように混ぜ合わせ、衣を作ります。
 ボウルにひき肉・塩・コショウを入れて、粘りがでるまで手で混ぜます。
 タマネギを入れてさらに混ぜ合わせます。
 バットにパン粉を入れます。
 先ほどのひき肉を小判型あるいは球形に成形し、先ほどの衣・パン粉の順に全体につけます。
 170~180℃に熱した油の中に入れて揚げます。
 衣がきつね色になったら取り出します。
 このまま食べてもよいのですが、ソースをかけて食べることが多いです。
「メンチカツ」の使い方
 ひき肉、タマネギ、塩、コショウなどを混ぜ合わせたものに、パン粉をつけて、油で揚げた料理を指して使用する言葉です。
「ロースかつ」とは?
 豚ロースに薄力粉、卵、パン粉からなる衣をつけて油で揚げた食べものです。
 この料理にはロースを使用します。
 ロースは豚のものを使用するのが一般的です。
 作り方を簡単に紹介します。
 豚ロース肉は筋を取り、肉叩きあるいは包丁の背で叩きます。
 叩くことで肉が柔らかくなります。
 肉の厚さは均一になるようにします。
 これに、塩・コショウをします。
 この肉に、薄力粉、卵、パン粉の順に衣をつけます。
 170℃ほどの油に入れて揚げます。
 揚げ時間は5~6分ほどが目安です。
 取り出して油を切ったら、食べやすい大きさに切ります。
 このまま食べることもありますが、ソースをかけて食べることが多いです。
「ロースかつ」の使い方
 豚ロース肉にパン粉をつけて揚げた料理を指して使用する言葉です。
 ひき肉を使っている場合は、この名で呼びません。
「メンチカツ」と「ロースかつ」の違い
 どちらも肉に衣をつけて揚げた料理なのですが、使用している肉に違いがあります。
「メンチカツ」はひき肉を使用します。
 豚または牛のひき肉です。
 ここにタマネギも加えます。
「ロースかつ」はひき肉ではなく、厚切りの肉を使用します。
 豚のものを使用することが多いです。
 タマネギなどの野菜は加えません。
「メンチカツ」の例文
 ・『飲食店でメンチカツを注文する』
 ・『メンチカツ入りのサンドイッチ』
 ・『メンチカツにはウスターソースをかけて食べる』
 ・『メンチカツ作りに挑戦する』
「ロースかつ」の例文
 ・『ロースかつをおいしく作ることができた』
 ・『ロースかつはカロリーが高そうだ』
 ・『ロースかつを購入する』
 ・『自宅でロースカツを作る』
まとめ
 どちらの言葉も肉に衣をつけて揚げた料理を指しているのですが、使用している肉に違いがあります。


