「世相を斬る」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「世相を斬る」とは?意味と使い方

この記事では、「世相を斬る」の意味を分かりやすく説明していきます。

「世相を斬る」とは?意味

「世相を斬る」とは、世の中の問題や、社会の様子について、批判的に意見を述べたり分析する事を指す言葉です。


「世相を斬る」の概要

「世相を斬る」とは、「せそうをきる」と読みます。

「世相」とは、世の中のありさま、社会の様子を表す言葉であり、「斬る」とは、刃物によって衝撃や打撃を与え、繋がりを断つという意味を持った言葉です。

ただし、この場合の「斬る」は、独自の意見や私見を述べて問題を批判し、事柄の問題点や疑問点などを分析するという意味に派生し使われています。

この事から「世相を斬る」とは、社会の問題や様子について、批判的な意見述べたり、分析するという意味を持つ言葉となります。


「世相を斬る」の言葉の使い方や使われ方

「世相を斬る」とは、上述したように社会の問題や様子について、批判的な意見したり、私見を述べて分析するという意味を持っています。

個人的に運営しているSNSやブログと言ったソーシャルメディアで、政治や国際情勢を始めとした、世の中の様々な事柄について意見や私見を伝える際に、そのブログの題名として「~が世相を斬る」などと使われる事があります。

「~」の部分には、そのサイトの運営者や代表者の氏名やペンネームなどが入り、運営者の目線や考えを元にして社会情勢や政治について問題点を分析したり批判したりする内容のコンテンツや文章を発信します。

あくまで個人的な批判や意見をしているだけであり、その内容が事実であるかどか、批判の内容が的を射た事であるかという点は関係がなく、それが大衆に受け入れられるかどうかは、その内容に説得力があるかどうかによります。

「世相を斬る」言動をする人は、特定の分野に精通している人や、専門的な知識を持つ人物の場合が多く、自分が得意とする分野の問題について、自分なりの意見や私見を述べる事で、問題解決の糸口を分析したり、問題点を厳しく追及したり批判したりします。

報道番組などで、社会問題について持論を述べて批判するコメンテーターなどは「世相を斬る」と宣言した上で行っている訳ではありませんが、社会問題について批判的な言動や分析をしている事は「世相を斬る」行動と言えます。

「世相を斬る」を使った例文

・『政界の重鎮の世相を斬る発言が物議をよんでいる』
・『私は個人的に世相を斬る事を題材にしたブログを運営している』
・『テレビに出ていたコメンテーターの世相を斬る発言はとても的を射ており共感できる内容であった』

まとめ

「世相を斬る」とは、世の中の問題や社会の様子について、批判的に意見を述べたり分析したりする事を指す言葉です。

あくまで「世相を斬る」言動は、その個人的な見解や意見であるため、その考えを他人に強要したり強制したりする事は望ましくないでしょう。

しかし、社会の問題について批判したり分析したりする「世相を斬る」という言動は、問題解決のために重要である事は間違いないでしょう。

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