「変わる」と「代わる」の違いとは?分かりやすく徹底解説

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「変わる」とは?

「変わる」は、「何かが今とは違う状態になる」という意味の言葉です。

「月が変わる」と言えば、5月から6月になるような時で、「天気が変わる」なら、晴れていたのが曇ってきた場合などに使う表現です。

上の「月」「天気」などだけでなく、物理的な存在の姿が「変わる」時にも使える言葉で、「あの車はこのモデルチェンジで形が大きく変わるらしい」などという使われ方をよく見聞きします。

「代わる」とは?

この「代わる」は、「何かの存在を今とは違うものが務めること」です。

「彼に代わって、今日は私が説明します」といったような使い方になります。

この場合、いつもはその彼が説明していた「代わり」だという意味になります。

上の「変わる」もそうですが、先に挙げた「代わって」「代わり」「代わった」、更に「代わりそう」などといった色々な形で使うことができます。

「変わる」と「代わる」の違い

「変わる」は、状態や形(見た目)などが違う状態になると使う言葉なのに対して、「代わる」は一時的、恒久的を問わず、その存在を「違うものが務める」ことです(そのどちらなのかは、前後の文脈から判断してください)。

発音が同じだけでなく、意味も似ている為、混同して使われている場面も多いですが、はっきり違う意味をもった言葉同士なので、正しく使うに越したことはありません。

「変わる」の使用例

変わるを使った例文です。

こちらは色々な使い方ができるので、例文も豊富に挙げられます。

「バージョンアップで多少操作性が変わった」

ソフトの操作性が「変わった」と使っています。

何かが前とは違う状態になれば、特に対象を問わず、「変わる」と使うことができます。

この「操作性」も、もちろんその対象です。

「結婚をして、苗字が変わった」

この場合、「苗字が代わった」としても間違いとは言えませんが、「変わった」の方が一般的な表現です。

結婚によって、苗字を「違うものが務める」訳ではなく、「違う状態になった」と考える方が普通だからです。

「先ほど変わった色の車を見た」

「変わった」とこのように使うと、「一般的とは違う」という意味になります。

この例文の場合、よく見掛ける白や黒、青、赤などではない、あまり見ない色だったと考えてください。

この他にも、「変わった性格の人だ」などといった使い方をされます(表現が難しいですが、あまり居ないような性格だと解釈してください)。

「代わる」の使用例

代わるの使用例です。

「変わる」とは違う意味なのが分かるでしょう。

「あの番組は、今週から司会が代わった」

前の人とは別の人が司会を務めることになったと言っています。

「代わる」の意味がよく理解できる例文だと言えるでしょう。

「出場予定だった選手に代わって、繰り上げで出られることになった」

その選手に何かのトラブルなどがあった為、いわゆる補欠の状態から出場できることになったと解釈できます。

そのまま、元の選手の「代わり」に務めるという意味です。

「この部品の代わりはない?」

それと同じ用途を務めることができる(もしくは、充分にその役目に使える)部品はないかと聞いています。

こちらもまた、よく見聞きする「代わる」の使い方です。

「変わる」の類語

「変わる」と似た意味の言葉ですが、同じく「変」という漢字が使われているものが多いです。

「変化する」(へんか)

「○○に変わる」は、「○○に変化する」と置き換えることができます。

「変わる」を名詞形にした言葉だと考えていいでしょう。

「変異する」(へんい)

こちらは、物の状態が「変わる」ことに対して、言い換え表現になる言葉です。

「あの物質が変異した結果、この物質が生まれた」といった形で使います。

「代わる」の類語

こちらは、「代わる」と似た意味の言葉です。

やはり、「代」の字が入っています。

「代替」(だいがえ)

「何かの代わり(にする)」という意味の言葉です。

「壊れたパソコンの代替がやってきた」といった使い方になり、主に物理的な対象に使われる表現です。

「交代」(こうたい)

「何かをそれと代える」場合に使います。

「選手の交代」と言えば、対象の選手のポジションや役目を別選手に務めさせることになります。

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