この記事では、スラングの「平常運転」の意味を分かりやすく説明していきます。
「平常運転」とは?意味
「平常運転」とはいつもと全く変わらない様子やそれがいつも通り普段通りの状態であることを表す言葉です。
運転とはついていますがスラングとしては乗り物とは関係なく、それどころか道具や乗り物のような物に関しては使われることはほとんどありません。
主に人の言動に関して使われますが場所の雰囲気などに使われ、そういったものの状態が日ごろと全く変わりないことを指します。
また何事もなく平和な状況を指す意味で使われることもある言葉です。
「平常運転」の概要
「平常運転」は元々電車などの交通機関で本来予定されていた通りに発着していることを指す言葉です。
日本では電車がダイヤ通りに運行したりバスが時刻表通りにつくのが当たり前、逆にそうならなかったら問題だという認識を多くの人が持っています。
そしてそれを人の言動などに関してもいつも通りで、そうしていることが当たり前だという表現言葉として使われるようになったのが、俗語としての「平常運転」です。
乗り物に関する「平常運転」という言葉は昔からありましたが、人の言動を「平常運転」と表現するのがいつ頃から始まったかは不明です。
しかし最低でもインターネットが普及しきった後であり、ネット上の各所で使われていることから、ネットスラングとして扱われています。
「平常運転」の言葉の使い方や使われ方
『この職場は会話がないのが平常運転だから早く慣れたほうが良い』
『あいつは今日も元気で平常運転だな』
というように「平常運転」はいつも通りの言い換えとして使われることが基本的な使い方です。
またいつも通りであることや平時と変わらない状況を指すだけでなく、そういった習慣ができたことやそういったことが日常になったことを指すことに使われることもあります。
『帰りにコンビニによることが平常運転になった』
というような形がそういった言動が日常になったという場合の使用例です。
「平常運転」の類語や言いかえ
交通関連における「平常運転」の表記ブレのように「通常運行」が全く同じ意味の言い換えとして使われることがあります。
また交通機関ではなくお店に例えて「通常営業」と言うこともありますが、これも全く同じ意味の言い換えです。
またいつもそういった行動をして変わらないという意味で、「安定の〇〇」という風にその行動を指して言うことも「平常運転」と似た表現と言えるでしょう。
まとめ
いつもの出来事と代り映えしないというのも良し悪しですが、それと同じように「平常運転」も良い習慣が変わらないことや悪い態度が改められないことなど、良い意味でも悪い意味でも使われます。
本来の「平常運転」は問題がなく良いことですがスラングとしては皮肉として使われることもあり、使い方が悪いと皮肉として取られる可能性もあることには注意しましょう。