「快進撃」について
快進撃は、色々な場面で使える言葉で、とても調子がいいことを表します。
悪い意味は全くなく、いい意味でのみ使われるという特徴があります。
「快進撃」の意味とは
快進撃とは、「勝ち進む」こと、または「大成功する」ことを表現する言葉です。
どちらでも大きな意味の違いはなく、ともかく「調子がいい」という時に使ってください。
スポーツでは、戦前の評価が低かったチームや選手が勝ち進んでいる時によく使われます。
勝って当たり前という強豪チームに対してはあまり使われません。
このことから、暗に「考えていたより」という意味が含まれているとも考えていいでしょう。
「快進撃」の言葉の使い方
快進撃は、ともかく調子がいいという時にこそ使う言葉です。
スポーツのトーナメント戦で勝ち抜いている間や、発売した音楽CDが毎週ヒットチャートの1位を守って売れ続けているような時によく使います。
それらが終わった後も、「快進撃だった」と当時を振り返る為に使うことがあり、この言葉で様子が表現されると、勢いが(いい意味で)すごかったということが分かるいうものです。
「快進撃」を使った例文
快進撃を使った例文です。
どれも、それだけ調子がよかった、すごかったということが分かるものになっています。
「快進撃」の例文1
「今大会の目玉は、快進撃を続けているあのチームだ」
「快進撃」は、その様子の間はこのように「続けている」や「続いている」と使われます。
快進撃といういう時点で、一度や二度の勝利や瞬間的なヒット程度ではない訳ですが、更に続いているなどと表現することで、その勢いのすごさを強調することができます。
「快進撃」の例文2
「この商品の売れ行きは、発売以来、正に快進撃と言える」
発売された途端にヒットし、そのまま売れ続けている商品だと言っています。
快進撃が続いているうちは、それが「止まらない」と使うことができ、ヒットが続いている状態だという意味を表現できます。
この先もそれが続く(だろう)と言いたい時には、「止まりそうにない」と使ってください。
「快進撃」の例文3
「一度でいいから快進撃と言えるほど勝ち進んでみたいものだ」
「快進撃」と言うからには、3連勝や4連勝は当たり前で、時には10連勝程度はしないとそうとは呼ばないケースもあります。
それくらい簡単には使わない(使えない)言葉なので、使う時にはそれほど調子がいい、大成功しているということが分かるでしょう。
「快進撃」の英語と解釈
快進撃は、英語では“at a furious speed”と表記するのがいいでしょう。
直訳で「ものすごい勢いで」となり、「快進撃」だという様子を表現できます。
尚、スポーツではよく“winning streak”と使われます。
「連勝中」という意味で、「快進撃」が続いている間はこの言葉でそれを表わせます。
英語圏のスポーツ誌などでは普通に使われている表現です。
「快進撃」の類語や類義表現
快進撃と似た意味で使える言葉や表現です。
その他の意味も含んでいますが、「快進撃」の代わりに使うこともできます。
「大暴れ」(おおあばれ)
スポーツではよく用いられる表現で、勝ち進んでいる様子を「大暴れしている」と表すことがあります。
スポーツ番組やスポーツの専門誌などの目立つ表現を好むメディアでは、見出しなどで大々的にこのように使われること珍しくありません。
「絶好調」(ぜっこうちょう)
「快進撃」とよく似た使い方ができる言葉です。
スポーツだけに限らず、売上げがすごい時にもそれが「絶好調」だと普通に使えます。
幾分「快進撃」よりニュアンスが弱いので、例えば、3連勝で絶好調、5連勝で快進撃といったように使い分けることができます。