「押し麦」と「もち麦」の違いとは?分かりやすく解釈

「押し麦」と「もち麦」の違い違い

この記事では、「押し麦」「もち麦」の違いを分かりやすく説明していきます。

「押し麦」とは?

「押し麦」は、うるち性の大麦を押して平たくしたものです。

大麦の皮を取り除いてから蒸し、ローラーでつぶして加工します。

大麦はイネ科オオムギ属に属する穀類で、大粒の種子が実る二条大麦はビールの材料に、小粒の種子が実る六条大麦は麦茶や麦飯に用いられてきました。

「押し麦」は大麦の最も一般的な加工法であり、安価で毎日の食事に取れ入れやすく、米よりも食物繊維やミネラルを多く含んでいるところが特長です。

大麦を平たくつぶすのは、そのままだと硬くて炊きにくいためです。

「押し麦」にすることで吸水性が高まり、家庭で米飯と同じように炊くだけで、美味しく柔らかく炊き上げることができます。

「うるち性」というのは、米や麦をでんぷんの質で分類した時の呼び方で、でんぷんにアミロースが多く粘り気が少ないという特徴がみられます。

そのため、調理した「押し麦」はもっちりした食感が少なく、噛むとプチプチした食感が特徴的です。


「もち麦」とは?

「もち麦」はもち性の「大麦」【おおむぎ】のことです。

もちもちした食感が特徴で、麦飯やサラダなどにすると食べやすく、近年は体の調子を整える食物繊維が豊富に含まれることでも注目を浴びています。

「もち性」「うるち性」同様に米や麦をでんぷんの質で分類した時の呼び方であり、でんぷんに「アミノペクチン」が多く含まれ、もちもちした食感があります。

また「もち性」の麦には、現代人の食生活では不足しやすい水溶性食物繊維「ベータグルカン」が多く含まれるという特徴もあります。

ベータグルカンは、腸内環境の改善や生活習慣病を予防する効果が期待される栄養成分です。

「もち麦」は、現代人に不足しがちな食物繊維が効率よく摂取できること、もちもちして美味しいこと、かつ、米飯と同じ方法で簡単に炊けるところから、その価値が見直されるようになっています。


「押し麦」と「もち麦」の違い

「押し麦」「もち麦」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも大麦製品で麦飯に使われるところが共通していますが、原料になる麦の特性と加工法が異なります。

「もち麦」は、粘り気の多い「もち性」の大麦です。

「押し麦」は、粘り気の少ない「うるち性」の大麦を、押して平たく加工したものです。

炊くと「もち麦」はもちもちした食感、「押し麦」は歯切れがよくプチプチした食感になるところも異なります。

麦飯は「昔ながらの質素な主食」と思われてきましたが、どちらも米より食物繊維やミネラルが豊富なことから、最近はその価値が見直されるようになっています。

特に「もち麦」は水溶性食物繊維が多く含まれ、腸内環境の改善、生活習慣病予防の効果が期待できるとして大きな注目を浴びています。

まとめ

「もち麦」「押し麦」はどちらも麦飯に使われ混同されることがありますが、厳密には別々の食品です。

スーパーや米穀店で取り扱われている身近な食品なので、食べたことのない方も一度手に取って見てみるとよいでしょう。

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