「最高」と「最大」の違いとは?分かりやすく解釈

「最高」と「最大」の違いとは?違い

この記事では、最高と最大の違いを分かりやすく説明していきます。

最高とは?

最高とは、一番上の地位の人や世界の中でも一番高さがあると使う言葉です。

山であれば世界で一番高い山を「世界最高峰の山」といい表し、日本の中でも最も高い質と香りを誇るお茶を「日本が誇る最高のお茶」と言い表すときに使われています。

とても優れているという意味がある最高という言葉には、人を褒め称え、いい表すときの表現として用いる言葉でもあります。

例えとしては「あなたは最高にいい人だ」と性格を褒めるときや、「歌い方が最高だ」と行為に対して褒めるときにも使います。

この言葉は誠意を込めて褒めるときに使えますので、目上の人や知人、自分よりも地位の高い人に尊敬している気持ちを込めて褒めるときに当てはまる言葉です。

これ以上いいものはない、この上なく素晴らしいという状態を表すときの使い方としては、一日の中で一番高くなる気温は「最高気温は30℃」と言い表し、事件の犯人である容疑者の刑を確定する所を「最高裁判所」といい、一番いい状態であるときは「最高にいい気分」と伝えます。


最大とは?

最大とは、形や規模、価値などが最も大きいことを意味しています。

程度が最も大きいことを意味しており、使い方としては世界でもっとも大きければ「世界最大級の豆」といい、日本で一番面積が大きいのであれば「国内最大級の湖」、今までに起きたことがない地震については「最大でマグニチュード9の地震が起きた」と言い表します。

この言葉を使うものとしては、高さがある山や建物ではなく、横幅が広いものに対してその大きさがいかにすごいかということを言い表す言葉です。

そのため、人に対して使うことはあまりなく、国や乗り物、食べ物などに多く使われています。

また、電力が不足しているときには「電力不足が過去最大」と言い表し、「トラックに荷物を積み込める最大の積載量は350kg」と言い表します。

人の行為に対して使うときは「最大の抗争が勃発する」と多くの人が関わっていることや、名の知れた組同士のその組員が喧嘩して、多数の死傷者を出したときに使われる言葉です。


最高と最大の違い

最高と最大の違いを、分かりやすく解説します。

もっとも高い位置に就く人や高い標高を表すときに使うのが最高で、場所で一番を誇る大きさを表すときには最大という言葉で言い表すのが最大という違いがあります。

会社であれば最高のポジションで働く人は社長となりますし、高層マンションであれば1番最上階に住む人のことを最高階の住人と呼びます。

また、人の功績を讃えるときや、名誉となる行いをしてきた者を表彰するときに使われている最高という言葉に対して、株の暴落の際は大きく下ったときに使い、一番数が増えたときなど数字で大きさを表すときにも使えるのが最大という違いもあります。

まとめ

高さを表すときには最高と使い、大きさを表すときには最大と言い表すこの2つの言葉は、もっとも高い、大きいという状態を表すときに使えます。

それぞれどちらがその物事に合う言葉となるのか考えてから使えば、相手により高く、大きい状態を表せる言葉になるでしょう。

違い
意味解説辞典