お金にまつわる言葉には、意味不明のものもあります。
 この記事では、「現金納入」の意味を分かりやすく説明していきます。
 正しい内容を、理解していきましょう。
「現金納入」とは?意味
 現金納入とは、現金を手渡しで納めること。
 小中学校の部活や習い事の教室などでおこなわれている、昔ながらのやり方です。
 お金を納める方法はいくつかあります。
 銀行口座からの自動引き落とし、銀行振込そしてコンビニ振込などが一般的です。
 けれども学習塾や習い事の教室によっては、手続きや手数料がわずらわしいという声もあって「現金納入」が好まれることもあります。
 通帳の残高不足による授業料の滞納を防ぐために、わざわざ現金納入を選んでいる教室もあります。
「現金納入」の概要
 現金納入は「現金」と「納入」という用語から、できています。
 現金とはキャッシュのこと。
 納入とはお金を納めることです。
 現金納入はもともと、学校の給食費やPTA会費などで用いられていたやり方です。
 最近では「多額の現金を学校に持っていくことが防犯上危ない」という声も多数あるため、多くの学校が現金納入を取りやめる動きも出ています。
 現金納入に代わっておこなわれているのが、郵便局や銀行など「金融機関での口座振込」です。
 残高不足で振替が確認できなかったときは、学校から保護者に連絡をおこない「現金納入」にてお金を納めてもらう仕組みをとっています。
「現金納入」の言葉の使い方や使われ方
 現金納入という言葉は、次のように用いられます。
 ・こちらの学習塾では誠に勝手ながら、現金納入をお願いしております。
 ・今年度の自治会費を現金納入で、自治会館に納めに行った。
 ・現金納入で納める場合は、保護者の方の付き添いをお願いします。
 現金納入という形式を用いているのは、学習塾や習い事の教室です。
 また幼稚園や小中学校が一部の費用を、現金納入という形式でおこなっている場合もあります。
「現金納入」の類語や言いかえ
 現金納入の類語には、次のような言葉があります。
 ・現金払い
 ・現金でのお支払い
 ・現金決済
 ・現金納金
 ・キャッシュオンリー
 ・現金のみ
「現金納入」とは、現金でお金を納めること。
 そのため「現金払い」や「現金でのお支払い」などに言いかえることができます。
 現金納入はキャッシュレス決済とは、正反対の納金方法です。
 時代に逆行しているというと言いすぎかもしれませんが、それでも未だに多くの学校や習い事の教室では確実な「現金納入」が好まれています。
まとめ
「現金納入」の言葉の意味や概要、使い方や類語などをチェックしました。
 今どき珍しい「現金納入」とは、手渡しでお金を納めること。
 お互いの顔を見ながら、直接お金のやり取りをすることです。
「現金納入」は一部の学校や幼稚園、そして学習塾などで採用されている納金方法です。
「現金納入」のメリットは、振込手数料がかからないこと。
 デメリットは受け渡しの手間がかかること、多額の現金を持ち歩く必要があることです。


