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「発現」と「発生」の違いとは?分かりやすく解釈

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「発現」と「発生」の違い違い
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この記事では、「発現」「発生」の違いを分かりやすく説明していきます。

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「発現」とは?

「発現」【はつげん】とは現れ出ることです。

一般には、遺伝学用語の「遺伝子発現」【いでんしはつげん】を指して使われます。

漢字の「発」は初めて出る、起こる、という意味を、「現」はあらわす、という意味を持ちます。

「発」「現」が組み合わされ、新たに事象が起こるさまを現わす言葉になっています。

遺伝学用語の「遺伝子発現」(発現)は、遺伝子の情報をもとにたんぱく質が作られる工程のことです。

生物の体にはたんぱく質が含まれています。

そのたんぱく質を構成するのが細胞です。

遺伝子は細胞の中の核にあり、細胞の外で遺伝子のコピー(RNA)を作って新たな細胞をつくる役割を持っています。

どのようなたんぱく質をどれくらいの量作るかは遺伝子が出すRNAによって決まり、発現する量のことを「発現」と呼ぶこともあります。

「発現」の例文

・『南極でオゾンの発現が確認された』
・『遺伝子発現の違いによって、作られる細胞の性質が変わる』

「発生」とは?

「発生」【はっせい】とはある事象が生じることです。

また、生物学用語の「個体発生」【こたいはっせい】を指すこともあります。

漢字の「発」は初めて起こることを意味し、「生」はうまれる、生えることを意味します。

「発」「生」が組み合わされ、新たになんらかの事象が生じるさまを表します。

生物学用語の「個体発生」(発生)は、生物の受精卵や胞子が成体の形に変化・発展する工程のことです。

多細胞生物は、初めから成体と同じ形態をしているわけではありません。

丸い形をしている受精卵が細胞分裂を起こしながら器官を形成し、徐々に成体と同じ形態に変化していきます。

これは、新しい細胞の誕生と古い細胞の死を繰り返しながら、不可逆的(元の状態に戻らないこと)におこなわれる現象です。

「発生」の例文

・『台風が熱帯の海上に発生した』
・『1個の受精卵から個体発生によって生物が誕生する』

「発現」と「発生」の違い

「発現」「発生」の違いを、分かりやすく解説します。

両者は共に、ある事象が起こる、生じることを表し、意味はほとんど同じです。

ニュアンスは「発現」は明確に確認できる現象を伴って事象が生じるさま、「発生」は物事が何かが急に生じるさま、といった小さな違いがあると考ればよいでしょう。

一方、専門用語としての「発現」「遺伝子発現」のこと、「発生」「個体発生」の言い換えであり、両者の意味ははっきりした違いがあります。

「遺伝子発現」は遺伝子の情報をもとにたんぱく質が作られる行程、「個体発生」は受精卵から成体に変化する工程を意味します。

まとめ

言葉としての「発現」「発生」はほぼ同じ意味を持ちますが、専門用語の「発現」「発生」は全く別の事象を指しています。

どの場面で使うかによって、これらの持つ意味が変わってくることを理解しておくとよいでしょう。

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