「金利」と「利回り」の違いとは?分かりやすく解釈

「金利」と「利回り」の違い違い

この記事では、「金利」「利回り」の違いを分かりやすく説明していきます。

「金利」とは?

「金利(きんり)」とは、「元本に対して、どれだけの利子がつくのかという割合・比率」のことを意味しています。

「金利」という言葉は、一般的に「元本に対して一年間でつくことになる利子の比率=年利」のことを示しているのです。

また「金利」には、「預金および貸付けに対する利子の金額(利子の比率ではなく利子の金額)」のことを意味している場合もあります。

「金利」は英語で“interest rate”と表記します。


「利回り」とは?

「利回り(りまわり)」とは、「ある期間に得た利息・収益の一年間の平均値の元本に対する割合・比率」のことを意味している言葉です。

「利回り」という用語は、「投資金額あるいは貸したお金に対する収益の割合・比率」のことを意味しているのです。

株式・債券・投資信託などの市場価格が常に変動している有価証券に投資する場合には、この「利回り」が大きい銘柄・債券・金融商品を選ぶと、投資効率が良くなります。


「金利」と「利回り」の違い!

「金利」「利回り」の違いを、分かりやすく解説します。

「金利」「利回り」「元本に対して増える金銭の割合・比率」を意味しているということでは似ていますが、「金利」というのは「元本に対してどれだけの利子がつくのかの比率・主に一年間でつく年利」を意味しています。

「金利」に対して「利回り」というのは、「年利2%のような事前に固定された金利」ではなく「投資金額(元本)に対して得られた収益(一年間の平均)の比率・割合」のことを意味している違いがあります。

例えば、「金利2%の金融商品で、100万円を2年間運用のケース」では、「100万円×1. 02×1. 02=」で2年後に「1,040,400」になります。

一年間の収益(利息)は「40,400÷2=20,200円」となり、「20,200÷1,000,000」「利回り」「2.02%」になるわけです。

まとめ

「金利」「利回り」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「金利」とは「元本に対してどれだけ利子がつくのかの割合・比率、特に一年間でつく金利の割合である金利」を意味していて、「利回り」「投資金額(元本)に対して得られた収益・利息(一年間の平均)の割合・比率」を意味している違いがあります。

「金利」「利回り」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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