「門外漢」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「門外漢」とは?意味と使い方

この記事では、三字熟語の「門外漢」の意味を分かりやすく説明していきます。

「門外漢」とは?意味

「門外漢」の読みは「もんがいかん」で、「その分野の専門家ではない人」を意味する言葉です。

多くの人が理解されている三文字熟語ですが、言葉の語源などを改めて紹介します。


「門外漢」の概要

「門外漢」と言う三文字熟語を、漢字毎に分解して、その意味を少し詳しく説明します。

まず「門」という漢字には「学びの場所」という意味があります。

「入門する」「門下に入る」「門をくぐる」と言う表現で、専門性を身に付けるために弟子入りすると言った意味を持ちます。

「外」は一般的に使われる「そと」の意味で、「門外」で、「学びの場の外」と言う意味になります。

そして、最後の「漢」の字には、「男の人」と言う意味があります。

従ってこの三つの漢字で構成される「門外漢」「学びの門の外に居る男の人」すなわち「教えを受けておらず、専門性を持たない男の人」の意味となるのです。

ここで「門外漢」では、「男の人」を意味する「漢」になっていますが、これは昔は学問をして専門性を付ける人が、男性に限定されていたことに由来します。

しかし現在では「門外漢」「漢」は男性に限定することなく、広く「人」の意味として用いられています。

従って、「門外漢」は女性に使っても問題のない言葉と言えます。

この「門外漢」の言葉は、ビジネスの場でも使われることが少なくありません。

その使用法としては、何か質問された際に、「門外漢ですが」と最初に謙遜する意味で使い、その後に自分の見解や意見を述べると言った使い方です。

これは、本当は専門的な知識がそこそこあるのに、謙遜して使っている例です。

また、社内で知識が不足していて、トラブル等が生じた場合に、「彼女は門外漢ゆえに、、、、」とミスの原因や理由として使われることもあります。

これは、社内で部下がミスやトラブルを 起こした際に、部下をかばう意味で、「門外漢の彼女に頼んだ自分に非がある」と言ったニュアンスで使われることがよくあります。

もちろん、この言い訳はお客様や取引先に使うことはできない言い訳です。


「門外漢」の言葉の使い方や使われ方

「門外漢」の言葉は、以下の例文のように使われます。

・『医者と言っても、私は呼吸器内科が専門で、脳外科については門外漢です』
・『半導体の動作原理等を門外漢の人に説明するのは、非常に骨が折れます』
・『専門家が集まって、技術トラブルの原因究明に必死になっている時に、門外漢に色々言われるとイラつきます』
・『この本は、門外漢がいきなり読んで理解できるような内容ではありません』
・『門外漢の意見が参考になることも、ごくまれにはあります』

「門外漢」の類語や言い換え

「門外漢」の類語としては、「 専門外」「 素人」「アマチュア」「 畑違い」などが挙げられます。

まとめ

「門外漢」の読みは「もんがいかん」で、「その分野の専門家ではない人」を意味する言葉です。

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