この記事では、「あざとい」と「小悪魔」の違いを分かりやすく説明していきます。
「あざとい」とは?
「あざとい」は「小聡明い」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「やり方があくどい」という意味で、目的を達背する為に、度を超えていてたちが悪い方法を取ることを言います。
2つ目は「図々しくて抜け目がない」という意味で、厚かましくて、しかも要領よくふるまうことを言います。
3つ目は「思慮が浅い」という意味で、考え方が子供っぽいことを言います。
4つ目は「女性が異性の気を引く為にアピールする様子」という意味で、女性がかわいらしい仕草で、男性を手名付けようとする様子を言います。
上記に共通するのは「計算高い」という意味です。
「あざとい」の語源は、「戯る(あざる)」という言葉で、「たわむれる」「ふざける」という意味です。
「あざとい」の使い方
「あざとい」は「やり方があくどい」「図々しくて抜け目がない」「思慮が浅い」「女性が異性の気を引く為にアピールする様子」という意味に使われます。
形容詞として使われたり、副詞として「あざとく」と使われたり、名詞として「あざとさ」と使われたりします。
基本的に、非常に計算高くてあくどいやり方をすることや、転じて女性が男性の気を引く為に思わせぶりなことをする様子に使われる言葉です。
「小悪魔」とは?
「小悪魔」は「こあくま」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「小さくて力の弱い悪魔」という元の意味で、強い悪魔の使い走りにされている階級の低い悪魔のことを言います。
2つ目は上記から転じて、「男性の心をもてあそぶ、魅力的な女性」という意味です。
見た目がかわいらしく、男性から魅力的に見えるけれども、実は男性を利用しよう、もてあそぼうとする本性を持っている女性のことを言います。
上記に共通するのは「あやしい力がある」という意味です。
「小悪魔」の使い方
「小悪魔」は「小さくて力の弱い悪魔」「男性の心をもてあそぶ、魅力的な女性」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「小悪魔だ・である」「小悪魔的」「小悪魔女子」などと使われます。
基本的に、日常で使われる場合、女性が男性に対して魅力的にふるまいも、てあそぶことに使われる言葉です。
「あざとい」と「小悪魔」の違い
「あざとい」は「非常に計算高くてあくどいやり方をすること」「女性が男性の気を引く為に思わせぶりなことをする様子」という意味です。
「小悪魔」は「女性が男性に対して魅力的にふるまい、もてあそぶこと」という意味です。
「あざとい」の例文
・『彼女はあざといやり方でお客に取り入った』
・『彼はあざとい女性に弱い』
・『彼女のあざとさは同性の間でも有名だ』
・『周囲からあざとい女と言われて悩んでいる』
「小悪魔」の例文
・『彼女は小悪魔メイクに凝っている』
・『男性は小悪魔的な女性に弱いものだ』
・『彼女はおねだり上手な小悪魔だ』
・『会社の小悪魔女子に彼氏をとられた』
まとめ
今回は「あざとい」と「小悪魔」について紹介しました。
「あざとい」は「計算高い女性」、「小悪魔」は「意識せず男性をもてあそぶ女性」と覚えておきましょう。