この記事では、「いざこざ」と「喧嘩」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いざこざ」とは?
「いざこざ」は、規模が小さい争いのことで、「喧嘩」のことです。
ただ、「喧嘩」は、規模が大きいや小さいなどが関係なく、両者が争えば、喧嘩が成立します。
その上で、「いざこざ」は、喧嘩の中で小規模な喧嘩を意味するのです。
逆に大規模な「喧嘩」は、ゴタゴタになります。
何故なら、ゴタゴタは紛糾したり憤慨している両者が争うことにあるため、大規模な「喧嘩」となるのです。
「喧嘩」とは?
「喧嘩」は、両者の間に争いがあることです。
その為、「喧嘩」は規模という概念がなく、両者が争えば成立します。
なお、両者が互いに争わない場合、「喧嘩」は成立せず、どちらかが一方的に主張をしているだけと周囲は判断します。
「いざこざ」と「喧嘩」の違い
「いざこざ」と「喧嘩」の違いは、両者が互いに争う姿勢を見せた際、小規模の争いで済むか、殴り合いや罵りあいに凶器を持ち込むなど戦闘行為とみられるぐらいまで規模が膨らんでお互いが正しいと主張するかです。
「喧嘩」は一応、定義としては殺意があるかどうかが定義で殺意がある場合単なる人殺しになります。
「いざこざ」の例文
・『隣人とちょっとしたいざこざを起こしてしまいました』
この例は周囲に何かトラブルがあったのかを聞かれたものが良く言うセリフで、周囲の住民と小規模のトラブルを起こしてしまったことを述べています。
「いざこざ」は小規模のトラブルになりますので、あくまで暴力事件には発展していません。
「喧嘩」の例文
・『喧嘩によって死傷者が出てしまった』
この例は、お互いのぶつかり合いにより死傷者が出たことを意味し「喧嘩」は相手側を殺そうという強い殺意が無い場合、一応定義としては、「喧嘩」であると言えます。
ただ、このケースで、両者ともに相手側を亡きものにしようと考えていた場合、話は別でその場合は殺し合いという呼び方で相手の命を奪う試合になります。
なお、日本では、相手の命を奪い合う試合は認められておらず、スポーツであっても故意に相手の命を奪うことは許されません。
まとめ
「喧嘩」と聞くと大したことはないだろうと思われるでしょうが、実はそうではありません。
「喧嘩」は実は、死傷者が出ても「喧嘩」であるという言葉が成立し、お互いが譲らないことを意味します。
その為、両者ともに故意で相手側を亡きものにしようと考えない限り、相手とぶつかり合うことは「喧嘩」です。
ただ、問題となる部分は両者ともに相手側を亡きものにしようとしているとなる部分の根拠です。
両者がともに武装している場合、それは相手を殺害するためであるといえ「喧嘩」ではないと言えますが、両社がともに何も武装していない場合、相手側が死亡した場合、故意だったかどうかは未知数になります。
その為、日本では「喧嘩」は暴力行為および死傷者が発生する行為ではあるが、それら行為についての処罰はきちんと対象が受けるということで問題を解決しており、死傷者を出す要因となった人物は法により処罰を受けますので、「喧嘩」=大したことはないと考えるのは早々です。