この記事では、「いもる」と「ちきる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いもる」とは?
元々は、芋虫のようになっているという状況から生まれた言葉です。
芋虫のようだから、「芋る」→「いもる」となりました。
意味は、「怖気づいてモジモジしている」「緊張しすぎて挙動不審になる」などです。
その昔、地方出身の人をイモっぽいと表現しましたが、「自信がなくおどおどしてしまう田舎者」という理由から名づけられたものです。
田舎者を意味するイモに「る」を足して、「いもる」という動詞に変化させました。
例えば、オンラインゲーム中に何もできないままにモゾモゾしていると「いもっている」と指摘されてしまいます。
「いもる」の使い方
「あいつとプレイしてもいもるから面白くない」「いもるからウザキモ」
「ちきる」とは?
臆病な人を揶揄するときに用いるチキン。
「ちきる」は、臆病者の意味を持つチキンから生まれた言葉です。
この場合も、「る」を足して動詞にしています。
恐怖でビビっている状態を「ちきる」と表現し、使います。
「ちきる」の使い方
「ここはちきっている場合じゃない」「ちきるやつと遊園地に行っても絶叫マシンに乗れないぜ?」
「いもる」と「ちきる」の違い
使い慣れない人にとっては非常によく似た意味を持つ言葉なのですが、やはり使い分けたほうが相手にも状況が伝わりやすくなります。
「いもる」は、おどおどしてしまう田舎者のようになってしまうこと。
「ちきる」は怖気づいてビビっているときに使います。
まとめ
いずれも若者言葉なので、万人が使う必要のない言葉ではあります。
しかしながら、若者とのコミュニケーションを円滑にするためにも、意味だけは知っておいて損はありません。