「お手上げ」の意味
「お手上げ」とはどうすることもできない状態、非常に困ってしまうことを言います。
「お手上げ」の読み方
「お手上げ」の読み方は、「おてあげ」になります。
「お手上げ」の表現の使い方
「お手上げ」の表現の使い方を紹介します。
「お手上げ」とは、どうすることもできない、困った状態の時に思わず出てしまう言葉です。
例えば、小さな子供が言うことを聞かなかったり、泣き止まない時があります。
そのような時に大人が思わず「もう、この子にはお手上げ」と言ったりします。
また、仕事が大変な状態の時、忙しくてバタバタしてどうしようもない時なども「お手上げ状態、誰か手伝って」「こうなると、お手上げだ」などとも言います。
「お手上げ」とは両手を上げて降参するということからできた言葉です。
確かに、なす術がない、困り果てたという時は、「参った」「君には負けた」などと言うこともありますので、そのような意味と併せて覚えておくといいでしょう。
「お手上げ」を使った例文と意味を解釈
「お手上げ」を使った例文とその意味を解釈していきます。
「お手上げ」を使った例文1
「こういう細かい書類仕事が溜まると訳がわからないし、どうすることもできない、お手上げだ」
どうしていいかわからない状態で、困ってしまう、自分が何もできないといった心境を「お手上げだ」と言い表します。
「お手上げ」を使った例文2
「いくら注意しても聞かないし、あの子には本当にお手上げです」
全くどうしようもない、良くする方法もないといった相手に対しての諦め、投げやりな気持ちを「お手上げ」という言葉で言い表します。
つまり「お手上げ」と相手に言われるのは非常に自分が悪い状態であったり、相手を困らせているということになります。
「お手上げ」の類語や類義語
「お手上げ」の類語や類義語を紹介します。
「諦める」【あきらめる】
「諦める」とは自分が望んでいたことが、現実のものとはならないと悟ること、その思いや期待を捨て去ることを言います。
「雨がひどいし、出かけるのは諦める」「彼女との復縁はきっぱり諦める」などと使います。
「屈服する」【くっぷくする】
「屈服する」とは相手に対して、自分が負けるということを認めて従うことを言います。
「頑張ってきたが、大きな組織には勝てないと屈服した」「権力に屈服するのは、悔しいが仕方がない」「相手の力に屈服させられたが、それは表面的のことで僕は諦めていない」などと使います。