この記事では、「ください」と「下さい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ください」とは?
「ください」と平仮名の仮名文字で相手に対して進言する場合は、日本語では、自らが相手に対して提案をする場合使用する言語に当たります。
例えば、「ご命令ください」とすれば相手に対して命令をお待ちしていますと相手に対し進言をとても丁寧に行っているのです。
「ください」の使い方
「ください」を使用するケースですが、「ください」は自分側の提案を相手に対してとても丁寧に進言する場合使用する言葉です。
何故、ひらがなであるかですが、これについては日本政府が定めた日本語の定義があり、実質的に命令やお願いをする動詞で「ください」と言う場合、くださいと仮名で表しますが、それに該当しない同士である場合、下さいと感じで記載を行うというルールを取り決めたからです。
「下さい」とは?
「下さい」は、物をもらうために使用する言葉で何かを取ってもらう際に「下さい」という言葉を使用するのです。
この時、物を取ってもらうこと自体が自分の為にものを取るという補助的な動作を行うものとするため、こちらの「下さい」は補助動詞である必要性があります。
「下さい」の使い方
「下さい」の使い方は、誰のために何をよこすかです。
その為、自分の為や他者のために人を動かし、物を渡す場合、「下さい」を使用します。
例えば、子供の為にミカンを下さいとするのは第3者の為にものをよこすという行為に当たるため、補助的な動詞を指すのです。
「ください」と「下さい」の違い
「ください」と「下さい」の違いは、物を受け取ることに関しては同じです。
ただ、相手に要望を出す場合異なり、自分から要望を出す場合、単なる同士で「ください」ですが、これを第3者に要望を出す場合、「下さい」となるのです。
その為、あえて違いを出すとすれば容貌を出す場合、対象となるものが異なることです。
「ください」の例文
・『私の意見をお聞き入れください』 この例の場合、意見を聞いてもらうべくは自分が中心であるため、自己を中心とした動詞である「ください」を利用し、相手にお願いをします。
「下さい」の例文
・『部長の意見をお聞き入れ下さい』 このケースは部長側の意見を聞くという部長を補助して動詞をなすためあえて「下さい」とするのが良いとされています。
まとめ
「ください」と「下さい」の違いですが実際の所、どちらを使用しても意味は同じとなり、意味は通じます。
ですが、日本国の定める日本語の定義により厳しく審査した場合、助動詞と動詞で分けるため、自分を中心とする場合「ください」となりますが、第3者を中心に添える場合、「下さい」となるのです。
しかし、どちらを使用しようとも同じ意味になるうえ、現在ではそこまで日本語でどちらが正しいかということをあまり厳格にしなくなっていますので、厳密に言えばどちらを使用しようとも要望を出す場合に使用する言葉であるには違いはないのです。