この記事では、「こじつける」と「かこつける」の違いを分かりやすく説明していきます。
「こじつける」とは?
「こじつける」はむりやり論点を筋が通るよう主張する様を意味します。
しかし、無理に意味を通しているため矛盾がある様でもあるため、第3者が無理やり意見を通そうとするものに対して「こじつける」とよぶのです。
「こじつける」の使い方
「こじつける」はうまく結論を述べ論点を通しているように見せているだけのことに対して「こじつける」と呼びます。
この時「つける」とすることで自らが論点を通して見せていると主張しているのです。
他者が相手に対して言う場合、「こじつけ」だけでよいため「こじつける」は自らの行いに対して用います。
「かこつける」とは?
「かこつける」はもっともらしいことを主張し、論点自体は筋が通るように見せたうえで違う論点にすり替えることを意味します。
いわゆる論点そらしという手法で論点をそらすことで目的を達成することの意味です。
「かこつける」の使い方
「かこつける」は自らの論点をそらしてそらした論点側に目的がある場合に使用します。
ただし、この場合、論点をそらしたことが相手が理解した場合、「かこつけ」や「かこつく」と第3者から呼ばれ論点をそらしたことを言われるのです。
「こじつける」と「かこつける」の違い
「こじつける」はもっともらしいことを言っているように見せているが実はそうではなく、無理に話を通そうとしているだけに過ぎないです。
一方で「かこつける」はというと目的があり、その目的を達成するために前置きで話を装い、もっともらしいことを言ったうえで別の要点に話を逸らすことを意味するため違いは、自分の意見を通すことは同じですが通し方に違いがあり、無理に意見を通そうとするかあえて通りそうな意見を通すためにもっともらしいことを言うかの違いになります。
「こじつける」の例文
・『何とか話をこじつける』
これは対象者が無理やり第3者に話をする機会をより繕う様を意味します。
相手の方に対して話をする機会を得るためにお話に矛盾があってもよいさまを意味するため「こじつける」決して良い話の通し方ではないです。
・『それはあなたのこじつけだ。』
この例文の意味することは、第3者が対象者に対して取り繕ったお話は矛盾があり都合の良い物であるとカンパされている状況です。
「こじつける」は「こじつけ」とすることで対象者を変化させることが出来この場合、第3者が対象者に対して話の矛盾を突いたと解釈できます。
「かこつける」の例文
・『何とか話にかこつける』
この例文は対象者に対して自分の意見を言いなんとか自分の目的を達成できるようお話ができたとする分です。
ただし、主観である点があり、「かこつける」は対象となる人物の主観であるため第3者から指摘を受けた場合「かこつけ」や「かこつく」とします。
・『この野郎、かこつけやがって。』
この例文は、第3者が対象者が都合の良い目的を達成するためのお話であることを看破した状態を意味します。
「かこつけ」とすることで第3者は対象者がしたお話が対象者に都合がよい話であると看破しているが故「かこつける」ではなく「かこつけ」となるのです。
決して「かこつけ」は格好をつけるという意味ではありません。
まとめ
「こじつける」と「かこつける」はお互い意見を通そうとする姿勢がありますが、「こじつける」は力業で話を通すこと、「かこつける」はもっともらしいことを言い自分の目的を達成するために自ら話をつけるとします。