この記事では、慣用句の「この度はお世話になります」の意味を分かりやすく説明していきます。
「この度はお世話になります」とは?意味
「この度はお世話になります」の読みは、「このたびはおせわになります」で、「今回は、厄介をお掛けします」と言う意味を丁寧に表現する慣用句です。
「この度はお世話になります」の概要
「この度はお世話になります」の慣用句を「この度」と「お世話になります」の二つに分解して、詳しく意味を説明します。
まず「この度」は「今回」や「今度」の意味で、この意味を丁寧に表現する言葉で、「今の状況や近々起きる事柄」に対して使われます。
この言葉は、丁寧な表現なので、もちろん目上の人に対して使える言葉であり、ビジネスの場でも、しばしば使われる言葉です。
「この度」は「今回」の意味だと記しましたが、厳密に時間軸での「今」を強調している言葉と言うより、会話の前置き的に使われることが多い言葉と言えます。
次に「お世話になります」の意味を確認します。
この言葉に使われている「お世話」は、もちろん「世話」に「お」を付けて尊敬語としたものです。
ここで「世話」の意味には、『病人の世話をする』などのように「面倒を見ること」、また『就職先を世話する』のように「 仲介をすること」、さらに「厄介を掛ける」の三つの意味があります。
ビジネスシーンでよく使われる「お世話になります」は、上記の意味の3つ目の意味で使われています。
従って、「この度はお世話になります」とは、「今回は、厄介をお掛けします」と言う意味で、それを丁寧に表現した言葉となるのです。
相手に対して感謝の意思を表す言葉として使われるのです。
「この度はお世話になります」の言葉の使い方や使われ方
「この度はお世話になります」の慣用句は、以下の例文のように使われます。
・『○○営業所から移動して来た××です。この度はお世話になります』
・『この度はお世話になります。新たにプロジェクトメンバーに抜擢され、光栄に思っています』
・『この度はお世話になります。共同開発をぜひとも成功させるべく、全力を傾ける所存です』
「この度はお世話になります」の類語や言い換え
「この度はお世話になります」の慣用句は、「今回は色々と厄介をお掛けいたします」や、ニュアンスは少し異なりますが「今回はご迷惑をお掛けいたします」や「今回は、何かとお手数をお掛けします」などと言い換えることが出来ます。
まとめ
「この度はお世話になります」は、「今回は、厄介をお掛けします」と言う意味を、丁寧に表現する言葉で、ビジネスシーンでしばしば使われる慣用句です。
相手に対して感謝の意思を表す言葉として使われる言葉と言えます。
ここで使われている「この度」は「今回」の意味ですが、この慣用句では時間軸の「今」を強調していると言うより、会話の前置き的に使われるている側面が強いと言えます。