「葛藤に苦しむ」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「葛藤に苦しむ」

生活をするなかで選択に悩まされることは多々あります。

その場面も仕事・人間関係・恋愛・お金など様々です。

その度に色んな可能性を考えて悩みます。

程度に違いはありますが、時には頭のなかで色んな感情・考えが出てきてしまい、前に進めなくなって苦しむこともあります。

そんなときを「葛藤に苦しむ」という言葉で表現されることがあります。

「葛藤に苦しむ」の意味

「葛藤に苦しむ」という言葉は相反する感情が生まれて衝突してしまった結果、苦しんでしまう様子を表す意味となります。

「葛藤」の意味としてはたくさんの感情が心の中で絡み合ってしまい、どうしていいかわからない状態を意味します。

そのため葛藤という言葉には悩んでいる・困っているといった意味合いも含まれております。

それに苦しむと続くことで、色んな思いがあって悩み苦しんでいるという意味になります。

「葛藤に苦しむ」の言葉の使い方

「葛藤に苦しむ」という言葉は他者に対して使われることが多いです。

相手の様子・状態をみて「あの人は◯◯で葛藤に苦しむ」のように使われます。

そして多くは悪い状況を表すように使われます。

そのため使う対象の人には悟られないように注意が必要です。

また安易に使ってしまうと大したことでなくても周りを心配させてしまったり、大事にもなりかねません。

そのため使う場面や使い方に気を付けなくてはなりません。

「葛藤に苦しむ」を使った例文・短文(解釈)

「葛藤に苦しむ」という言葉は使う相手が悪い状況の時の様子を表す際に使われることがおおいです。

しかし使い方を間違えてしまうと誤解やトラブルにもなりかねません。

どのような使い方が正しいのか、その例文と解釈を紹介します。

「葛藤に苦しむ」の例文1

「私は彼が恋人と別れてからずっと葛藤に苦しむ様子を見てきたよ。 どうすればよかったのかってずっと悩んでいる姿をみるとこっちも辛いよ」

この場合、彼とされる人物が交際していた相手と別れた後、ずっと葛藤していることを伝えています。

悩んでもどうすればいいかわからず、苦しんでいる状態を見続けているうちに自分まで辛くなると語っています。

「葛藤に苦しむ」の例文2

「あいつの業績は今はいいけど、たまたま引きが良いのが続いただけだよ。そのうち運が尽きたらどうすればいいのか葛藤に苦しむことになると思う」

この場合、同僚の仕事ぶりについて語っています。

良い業績は残しているが、あくまで運だと分析しています。

そして実力で仕事をこなさなくてはならなくなったとき、大変な思いをするだろうという予想を話しています。

「葛藤に苦しむ」の例文3

「葛藤に苦しむだけ苦しんだよ。これからはもう大丈夫だよ」

この場合、すでに自身に葛藤して苦しむ出来事が起こっております。

しかし苦しみ抜いた上でこれからどうするかが決まった・分かったことで「もう大丈夫」と伝えています。

「葛藤に苦しむ」の例文4

「転職を考えていると相談し、『転職は大変だよ。どんな仕事にするかわからなくて葛藤に苦しむようなら一度相談しに来てね』と言ってもらえた」

この場合、相談された人は転職が大変であることを知っております。

ここでの「葛藤に苦しむ」はこれから相談者が転職で悩むと予想し、悪い方向に向かうと伝えるために使ってます。

そのフォローも兼ねて協力する旨を伝えています。

「葛藤に苦しむ」の由来・語源

「葛藤に苦しむ」という言葉の葛藤の由来・語源について、元々は葛(かずら)・藤(ふじ)と呼ばれる植物の木の枝が絡みあってしまったことがきっかけです。

どうやってとほどけず、見た目にも良くないため切ることを選択しますが、どちらを切ればいいか悩んだ事から「葛藤」という言葉が生まれています。

そして「苦しむ」という言葉が続くことで作られています。

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