「第三者」とは?
「第三者」というのは特定の案件や関係について当事者ではない人のことを指しています。
例えば当事者が2人以上であったとしても、「第三者」という表現が「第四者」などになる事はありません。
当事者ではない人、その事柄に直接関係がない人であれば「第三者」という表現で表されます。
例えば、夫婦喧嘩をして誰かに相談したとしましょう。
夫婦喧嘩という事は夫婦が当事者となりますが、この相談相手は「第三者」になります。
あなたとパートナーが乗った車が交通事故に遭い、その車にもカップルが乗っていた場合、この4人が当事者となります。
それに対し、このように以外が「第三者」になります。
「第三者」の読み方
「第三者」という表現は「だいさんしゃ」と読みます。
よく使われる表現ですのでぜひ覚えておきましょう。
「第三者」と「第二者」の違い
「第二者」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
「第三者」というのは当事者ではない人たちを指していますが、「第二者」は話し相手を指しています。
話をしている張本人が「第一者」、その話を聞いている人が「第二者」そしてこれ以外が「第三者」になります。
「第三者」の表現の使い方
「第三者」という表現は日常的にもよく使われる表現です。
例えば誰かと喧嘩をして困っている時、友達に相談したとしましょう。
この友達は「第三者」になりますのでその喧嘩に対し、冷静な助言ができるかもしれません。
このように、「第三者」はトラブル等を外から見て助言できるため、当事者よりも冷静でいられる可能が高いと言われています。
また、当事者だけで話し合っても解決がなかなか進展しない場合、「第三者」を加えることで冷静に話し合いができる場合もあります。
「第三者」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
「第三者」を使った例文1
「この情報は第三者には漏らさないようにお願いします」
物事によっては、当事者以外は知ってはならない、当事者以外に話してはならない、ということもあるかもしれません。
機密情報などは第三者には漏らしてはいけないですよね。
仕事によっては守秘義務があり、他の人には話さないという人もいるかもしれません。
たとえよく知っていそうな人であったとしても、その人が関係者ではない場合は安易に情報を漏らしてはいけないルールがあります。
「第三者」を使った例文2
「第三者を加えた方が冷静に話し合える可能性があります」
喧嘩などをした場合、しっかりと当事者同士で話し合い、解決しなければいけないですよね。
しかし当事者しか関わっていない場合はどうしても冷静になれず、主観的になって喧嘩が解決しないということもあるかもしれません。
そのような場合は中立の立場にいる第三者があります。
この場合、第三者はどちらかの友達などではなく、あくまでも中立の立場にいられる人を選ぶ必要があります。
「第三者」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
「やじうま」
「やじうま」というのは自分に無関係なことで人の尻にくっついて面白半分に騒ぎまわる人、という意味があります。
直接関係のないことに浅はかな興味を抱き、物見高く集まる人々を指します。
「外野」【がいや】
「外野」というのは野球においては内野以外のフェアゾーンなどを指しますが、それ以外にもある事柄に直接関係のない第三者を指すことがあります。
「外野がうるさい」などと言われます。