この記事では、「ご紹介に預かりました」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ご紹介に預かりました」とは?意味
知らないもの同士を引き合わせる世話をされたといった意味です。
「ご紹介」は紹介に「ご」をつけて丁寧にした言葉です。
紹介には、知らないもの同士の間に入って対面させるという意味があります。
AさんとBさんはお互いを知りません。
Cさんは、AさんとBさんのことを知っています。
AさんとBさんの間に、Cさんが入って2人を対面させました。
このことを紹介といいます。
「預かりました」は預かるのことで、預かるには頼まれて世話をする、物事の一切を任せてもらうという意味があります。
「与る」もあずかると読み、この場合は関わりを持つという意味になります。
「ご紹介に預かりました」の概要
ある人たちに、ある人を引き合わせられたことを意味する言葉です。
結婚式のことで説明をします。
結婚式には、新郎側の知り合い、新婦側の知り合いがそれぞれ出席をします。
交際期間中から双方の友人をある程度知っていたでしょうが、遠方に住んでいる友人のことは知らない場合があります。
また、両親、祖父母以外の親戚のことも知らない場合が珍しくありません。
つまり、結婚式にはお互いを知らない人たちが集まっているのです。
Aさんが挨拶をすることになったとします。
その前に司会が「これからAさんが挨拶をします」「Aさんは新郎とこのような仲です」といった説明をします。
これによって、司会はAさんを他に知らせる世話をしたことになり、Aさんやその他の出席者とかかわりを持ったことになります。
そして、Aさんが大勢の前に立って挨拶を始めました。
このとき最初に「ご紹介に預かりました」ということが多いです。
Aさんからすると、他の人たちに引きあわせられたことになります。
演説のときにもこの言葉が使われることがあります。
演説を聞きに来ている人は、これから話しをする人のことを知らばい場合があります。
「ご紹介に預かりました」の言葉の使い方や使われ方
知らない人に引きあわせられたときに使う言葉で、公の場で使われます。
丁寧な言葉で、他の人に敬意を表しています。
知らない人が複数人いて、その前に立って何かを話すときに、この言葉が使われることが多いです。
日常会話ではほぼ使用しません。
卒業式、結婚式、講演会、選挙活動などの際に使われています。
しかし、人の前にでて話すときに、必ず使われるわけではありません。
話を始める前に司会などから、「これから話すのはこういった人です」といった紹介がない場合には、この言葉は使用しません。
また、自分で自分を紹介するときにも使用しません。
「ご紹介に預かりました」の類語や言いかえ
類語はありません。
紹介の類語は引き合わせるですが、「引き合わせに預かりました」とはいいません。
まとめ
誰かが誰かによって引き合わせられたときに使う言葉です。
公の場で主に使用されており、丁寧な言葉になります。