この記事では、「さば」と「さんま」の違いを分かりやすく説明していきます。
「さば」とは?
「さば」とは、秋が旬になる「スズキ目サバ科に分類される紡錘形の体を持った青魚」のことです。
「さば」が分類される「スズキ目」には、マグロ・カツオなども含むサバ科、アジ・ブリなどのアジ科もあり、全10,000種以上の魚がいるとされます。
「さば」には背中に大きな縞模様があり、三日月型の尾びれを持っています。
「さば」は大きな筋肉を活かして海を泳ぎ回り、「イワシ・キビナゴ」などの小魚をエサにしています。
「さば」は一年中漁獲できる青魚であり、「焼き魚・煮魚」として食べられています。
「さんま」とは?
「さんま」とは、秋が旬になる「ダツ目サンマ科に分類される細長い体を持った青魚」のことです。
「さんま」が分類される「ダツ目」には、ダツ・サヨリ・メダカ・トビウオなどの全36種がいます。
「さんま」は口が小さくて下あごが突き出ており、胸びれや背びれはかなり小さくなっています。
「さんま」は海流に乗って群れで海の浅い部分(表層)を泳ぎ回り、「動物性プランクトン」をエサにしています。
「さんま」は7~10月の漁期に漁獲される秋の魚であり(漢字でさんまは秋刀魚と書き)、基本的に「焼き魚」として食べられます。
「さば」と「さんま」の違い!
「さば」と「さんま」の違いを、分かりやすく解説します。
「さば」と「さんま」は「秋が食べ頃の旬になる青魚」という意味では共通点がありますが、「さば」は「スズキ目サバ科(スズキ目は全10,000種以上)」、「さんま」は「ダツ目サンマ科(ダツ目は全36種)」という生物学的な分類の違いがまずあります。
「さば」は「ラグビーボールのような紡錘形の体・背中の縞模様・三日月型の尾びれ」という身体特徴があり、「さんま」は「細長い体・下あごの飛び出し(口の小ささ)・胸びれや背びれが小さい」という身体特徴がある違いも指摘できます。
「さば」は「一年中、漁獲される魚」ですが、「さんま」は「7~10月の漁期に漁獲される魚」という違いもあります。
「さば」も「さんま」も「脂が乗った身」が美味しいとされますが、「さば」のほうがどちらかというと「脂が多いコクのある身」を持っています。
「さば」は焼き魚以外にも「味噌煮などの煮魚・刺身(シメ鯖が多いが新鮮なものは刺身でも)」として食べられますが、「さんま」は「焼き魚」として食べるのが一般的です。
まとめ
「さば」と「さんま」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「さば」とは「スズキ目サバ科に分類される紡錘形の体を持った秋が旬の青魚」を意味していて、「さんま」は「ダツ目サンマ科に分類される細長い体を持った秋が旬の青魚」を意味している違いがあります。
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