「公平」と「中立」の違いとは?分かりやすく解釈

「公平」と「中立」の違い違い

この記事では、「公平」「中立」の違いを分かりやすく説明していきます。

「公平」とは?

判断や処理などが、ある方面だけに集中していないこと。

すべてものを違いがないように扱うことです。

判断や行動などについてをいいます。

兄弟でおやつを分けるときのことで考えてみます。

市販のプリンや市販のドーナツなどは、それを1つ与えれることができるので分ける必要はありませんが、ポテトチップスのような大袋に入っているものやホールケーキなどは分けなければなりません。

このとき、兄弟のどちらかに多く与えていると、少ないと思われる方をもらったものが講義することがあります。

少ないと感じているのだから、兄弟それぞれに与えたおやつに違いがうまれてしまっていることになります。

これは「公平」ではありません。

おやつの場合だと、どちらかが多い、どちらかが少ないといった状態がないことを「公平」といいます。

今度は情報のことで考えてみます。

一部の人だけしか情報を見ることができなければ、ある人たちだけに情報が偏っているということができます。

「公平」は偏っていないことです。

情報についていえは、誰でもがその情報に触れられることを「公平」といいます。


「公平」の使い方

判断や行動について使用をする言葉です。

ある方面に集中していない、偏っていないという意味で使用をします。


「中立」とは?

反対する立場のどちらにも偏らないことです。

多少費用がかかったり、経済成長が遅れたとしても、環境保護を優先すべきだという考えを持つ人と、環境よりも経済成長を優先すべきだという考えを持つ人がいたとします。

どちらかの考えを指示することは「中立」ではありません。

「中立」は中に立つと漢字で書くように、中間の立場をとることを意味しています。

この場合だと、環境保護を優先する立場にも、経済成長を優先する立場にも味方しないことをいいます。

「中立」の使い方

思想や立場について使用します。

対立するもののどちらの見方もしない、中間の位置をとるということを意味しています。

「公平」と「中立」の違い

どちらの言葉にも、偏らないという意味合いがあるのですが、同じことを指しているのではありません。

前者の言葉は判断や行動についていいます。

同じように扱うことです。

後者の言葉は思想や立場についていいます。

どちらにも味方しないことです。

「公平」の例文

・『お菓子を公平に分ける』

・『この判定は公平ではないと思う』

・『受験する資格が公平に与えられている』

・『どの女性にも公平に接する』

「中立」の例文

・『中立的なアドバイスをする』

・『裁決の結果、中立が5人だった』

・『中立を保つ』

・『中立的な立場から意見をする』

まとめ

偏らないという意味を持つ2つの言葉ですが、一方は判断や行動などについていい、もう一方は思想や立場などについていいます。

何が偏っていないのかという点が違います。

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